水龍敬ランドxフェチフェス<その2>~性のテーマパークには工夫がいっぱい!
「水龍敬ランドxフェチフェス」は、教室やオフィス、病院、調教ルームなど、様々なシチュエーションに対応するための設備が揃ったレンタルスタジオ・Hayuruに開園した。会場自体がなかなか面白いのだが、それで満足しないのがフェチフェス!美術班スタッフが気合いを入れて徹夜し、来場者がアッと驚く仕掛けを至るところに設置した。今回の記事では、そうした工夫の数々を紹介しよう。
「MizuryuLand」のプレートの下には――
女性器をモチーフにした入り口があった。ピンク色の布をくぐって中に入るとき、ちょっと背徳的な気持ちになったのは私だけだろうか?
しかし驚くなかれ、女性器の次は――
コンクリートの床からニョッキリと屹立する男性器!しかも2本!!
大きな男性器は、暗いところで光るから驚きだ。こんな立派なブツが入り口に陳列されていて、同月第一日曜日に神奈川県川崎市で開催された「かなまら祭」のようだった。
頬を赤らめながら入り口を通過したお客さんを待ち構えているのは――
可愛い女の子たち!!
原作の『おいでよ!水龍敬ランド the1stDay』では、更衣室を出た男性客に専用ゴムを装着するお姉さんたちが登場する。そのお姉さんたちの代わりに、リアル水龍敬ランドでは、キャストの女の子たちがお客さんの靴にシューズカバーを被せていたのだ。彼女たちは、男性客だけでなく、女性客にも丁寧に対応していた。
衝撃を受けて呆然としたお客さんがエレベーターに乗ろうとすると――
水龍敬先生のイラストがお出迎え!
イラストの余白部分には、便所の落書きのような卑猥な書き込みが……。この下品な感じが、逆にお客さんの妄想を掻き立てるのだ。
会場内には、原作からヒントを得た工夫があちこちに見られた。
園内での不本意な性交渉を避ける「意志表示シール」の代わりに、4色のサイリウムが用意されていた。
これらを腕に巻くことで、色に応じた意思表示をしたことになる。イエローのアヘ顔OKの人と出会えたお客さんはラッキーだ!
3階には、例の噴水の再現が!!
先っちょからピューッと水が噴き出す噴水をバックに、お客さんはこんな感じで記念撮影することが可能だった……はずが、何と!開園直前にモーターが壊れるというアクシデントに見舞われ、結局水が出なくなってしまった。
(ちなみに、上の写真に写っている可愛い子ちゃんは、ロー協!男の娘部部長へと昇進した玉響桃乃さん。彼女は、『思春期マーブル』ブースの売り子さんとしても大活躍だった)
しかし、水の出なくなった噴水をもアート作品に変えてしまうのがフェチフェス!!
見よ!噴水の先に蛍光色のサイリウムを突き立て、まるで水が出ているかのようにしたのだ!!
明滅するライトの光の下、噴水も様々な表情を見せる。その美しい光景を目の当たりにしたお客さんたちは、「おおっ!!」と歓声を漏らしていた。フェチフェスならではの噴水が誕生し、みんなの憩いの場となったのである。
噴水を見ていたら、私は尿意を催してしまった。そこで男子トイレに入ると ――
卑猥な落書きがてんこ盛り!しかも、使用済み?コンドームまでぶら下がっている有り様。落ち着いて用も足せないトイレだった(笑)
「水龍敬ランドxフェチフェス」には沢山の工夫が凝らされていた。そこからは、「みんなに楽しんでもらいたい!」というフェチフェススタッフの熱意がひしひしと伝わってきた。園内のあちこちを観察しながら歩き回るだけでも楽しかった。(続く)
写真・文=みみずく