フェチフェス06＜その２＞～りなわ倶楽部・女流緊縛師 蓬莱かすみ・福田もか。とふたりの女王様・Kitanya Design Factory・巡

 

縄を使って身体の自由を奪う「緊縛」は、今やＳＭプレイの域を超え、アートとして、パフォーマンスとして国内外でも広く認知されている。

フェチフェスでも緊縛は一大勢力となっている。 緊縛写真や緊縛グッズを扱う出展者が勢ぞろいしただけでなく、ステージでは一鬼のこさんと奈加あきらさんが緊縛パフォーマンスを披露した。いずれの緊縛も一つとして同じものは無く、アーティストごとの個性で来場者を楽しませていた。

今回の記事では、「緊縛」をテーマにしたブースをいくつか紹介しよう。 

 

りなわ倶楽部

半年ぶりのフェチフェス出展となる「りなわ倶楽部」は、今回、結月里奈さんとゆいさんがセクシーな姿でお出迎え！

今回の新作は、『破滅の宴』『自戒の針』『Imprisoned Doll』の3作。里奈さんとゆいさんの共同作品『破滅の宴』は、私が訪れたときには既に完売していた（スゴイ！）また、新しい試みとして、ゆいさんのソログラビアを収録した『Imprisoned Doll』を里奈さんがプロデュース。

「里奈さんが、慣れない私に、ポージングなどのアドヴァイスをしてくれたんです。里奈さんのことは、いつもありがたいと思っています」と語るゆいさんの笑顔からは、里奈さんに対する信頼が溢れていた。

結月里奈さんの精力的な活動は、「女流緊縛師 – 【結月里奈】 – オフィシャルサイト」でチェックしよう！！

 

女流緊縛師 蓬莱かすみ

女流緊縛師・蓬莱かすみさんは、エロチカジャポネスクオーガナイザー・なおさんと一緒だった。

 

フェチフェス初出展のかすみさんは、今回、7月1日発売の自費出版ビデオを販売。2本お買い上げでセクシーフォトプレゼントだったが、あっという間に売り切れてしまったという。

「購入者は男女半々くらいでした。緊縛は、若い女性にも人気がありますね」と語るかすみさん。しかし、緊縛人気の背後には緊縛事故の危険性も潜んでいる。そのことを踏まえてかすみさんは続ける。「お互いによく知ったパートナー同士でも、緊縛は100%安全ではありません。大きい事故にならないように無理をしないことが大切です」緊縛に精通したプロの真摯な言葉だった。

 

福田もか。とふたりの女王様

「自縛が趣味なんです！」と笑顔で語る福田もかさんは、赤刃鳴さん＆目黒紘さんと合同出展。

 

ポストカード全種類購入で缶バッジプレゼントということで、人気のあるブースとなっていた。また、コスホリックで販売したもかさんの写真集『もかぶっく。』や、ファッションブランド「よいコの！」の「ネコハチ」や「セーラー体操服」も並んでいた。

 

Kitanya Design Factory

和装美人の本宮杏珠さんがお出迎えしてくれたのは、いつもお世話になっているきたんやさんのブース。本宮さんの首元や手、着物の胸を見ると、そこにはきたんやさんのグッズが……！！

「和服ときたんやさんのグッズって、こんなに相性が良かったんですね！もちろん本宮さんがお綺麗だから、というのもあるとは思いますが……」と、私はつい本音を漏らしてしまった（笑）

今回は、新作「怒りのキンスト！」を出展。ゴリラやパンダなど、5種類の中からお気に入りを選べるのが嬉しい。

「お客さんは、リピーターと初めての方が半々ですね」と語るきたんやさん。きたんやさんの作品は、1つ買うと他のものも欲しくなってしまう魔力を持っている。今回初めて購入したお客さんは、次回以降のリピーターとなることだろう。

 

巡

緊縛手鏡が並んでいるのは巡さんのブース。パフォーマーさんのエリアで出展していた巡さんは、「チケットを買いに来たお客さんが見ていってくれるのでありがたいです」と笑顔を見せた。

今回のオススメは、クマ五郎さんとのコラボアイテムだ。レザー製のミニ首輪の裏は着物柄になっていて、その柄をチラ見せするところがオシャレのポイント。「私、革が苦手なんです」という巡さんは、「制作で面白い人がいるんだけど」とクマ五郎さんを紹介してもらったそうだ。

「男性でもプレゼント用に買う人が多いですよ」と巡さんが話している間も、男性客がミニ首輪を手に取って品定めした後、そのまま購入していった。好きな女性にプレゼントするのだろうか？男女の仲を取り持つミニ首輪、とてもロマンチックである。（続く）

写真・文＝みみずく