
フェチフェス初参戦レポ
初めまして、馬耳(ばじ)と申します。大学3年生です。怠惰に過ごしていたら気付けば夏休みも残り2週間を切りました。
夏らしいことなど何もしていないことにふと気付き、何か手頃なものはないかと探していたところ、どういう巡り合わせか「フェチフェス」なるものにたどり着きました。
会場は浅草橋の歴史ある街並みの中にありました。変態のイベントだと聞いていたので、まさかこんなところで行われているとは思いませんでした。
恐る恐る入ってみると、綺麗なお姉さん方に出迎えていただきました。
もらったパンフレットの裏側にはいくつかの注意事項が書かれてありました。「調査等のために、開催当日警察関係者が来場する場合があります」とのことで、当局から目をつけられているイベントなのかと一瞬ビビってしまいました。
それではさっそく見て回ってみることにします!
一階から五階まで個別のブースが所狭しと並んでおり、五階にはそれに加えてライブ会場があります。
最初に目に入ったのは、真っピンクのブースでした。艶かしい舌唇や舌が印刷されたブランケットやステッカーが販売されていました。
ノリノリなお姉さんに実際に広げていただきました。迫力満点です。
このブースを出しているのは「お口フェチ」サークル。身近なパーツの割にはあまり聞いたことがないフェチですが、口にまつわる色々なものが売っていました。
ガチの親知らずが3万という微妙にリアルな値段で売られており、思わず笑ってしまいました。他にも「ラップ越し噛みつき」など、魅力的なメニューが並んでいました。
次に見つけたのは、ガチャガチャ。
ガチャガチャ好きとして何のガチャガチャだろうと気になり近づいてみると、まさかの「コンドーム占いガチャ」。
コンドーム×占い×ガチャという、人類がかつて発明しえなかった奇跡の組み合わせを目の当たりにして感動しました。「今日のラッキー体位」もわかるとのことです。
ちなみにそのお隣には素敵なライターも販売されていました。実際に使用されているタトゥーインクで描かれたとのことです。
ふと、薄暗闇の中で光り輝いているブースを見つけてしまいました。
その名も、「フェチガジェット研究所」。
「光る淫紋」「光る乳首」などといった、恐ろしくテクい作品が展示されていました。
エレクトリカルパレードができそうですね。
その隣には「指潰し機」が。指潰し機というのは、指を強く締めて拘束するための道具とのこと。棘がついているものもあり、これで締められたら結構痛そうです。
「アナルプラグスピーカー」なるものまでありました。よくわかりませんが、これをつけたら肛門から光と音が出るのでしょうか。蛍みたいになるということでしょうか。どなたか使用された方がいましたら教えていただきたいです。
ガジェット系でいうと、他にはこんなものもありました。
くすぐり電磁棒。でんじろう先生もびっくりです。
考えてみれば、くすぐりって面白いですね。SMプレイの中でもかなりハードなものだと思うのですが、子供にとってごく身近なものでもあります。
くすぐるためだけに知の限りを尽くされた作品の数々です。日本の工業力の最先端はこういうところにあるのかもしれません。
ぶらぶらしていると、首輪をつけたお姉さんたちが話しかけてくださいました。
美しい首輪。なんと、一本一本手作りで作られているとのことです。
良質な本革を使用する、金属をなるべく肌に触れさせないように革を二重にするなど、こだわりにこだわった造り。まさに工芸品です。ただ、気前が良すぎてぶっちゃけ赤字らしいです。
五階に上がると、グロ系のブースが集まっているようでした。
中でも目を引かれたのは、独特の雰囲気がある人形たち。
なんと、売られている人形の全てに作者のお姉さんの血が入っているとのことでした。10年くらい前にバレンタインチョコに血を入れるのが流行ってましたが、人形に血を入れるというのは初めて見ました。
間違いなく、ここでしか買えない「呪物」です。
最後に、全身タイツのお姉さんたちに突撃しました!
彼女たちは全身タイツのサークルの方々。全身タイツと言えばコナンの犯人のイメージしかなかったのですが、実際に全身タイツプレイを体験させてもらったりして、その奥深さを学ばせていただきました。一枚一枚オーダーメイドで作るらしいです。
ちょっと時間の関係で全てのサークルを取材することはできませんでしたが、話しかけてくださった皆さま、ありがとうございました! 次回はステージも観戦してみたいと思います。それではまた。