東京棲んでるガールズ HENTAIポップコレクション@阿佐ヶ谷ロフトA
8月4日の夜、阿佐ヶ谷ロフトAでは、怪しげな集まりが開催された。フェチフェス常連出展者である東京棲んでるガールズ主催「HENTAIポップコレクション」である。
私はフェチフェスとして「HENTAIポップコレクション」へ潜入。フェチフェス03で東京棲んでるガールズ(東女)の緊縛ライブを初めて見て以来、私はファンの一人として東女を応援してきた。そんな私は、取材と言いつつも、会場のお客さんたちと一緒に熱い一夜を楽しんだ。
「HENTAIポップコレクション」の入り口
開場時間の18時半から、東女ファンは続々と阿佐ヶ谷ロフトAへ集まっていた。入り口では、ダイナミックペテン師・しんろくさんがお客さんにガムテープを貼っていた。
これは、お客さんが写真へ写り込むことへの配慮だ。撮影NGなお客さんは赤いガムテープ。それ以外のお客さんは、呼ばれたい名前を書いてもらったガムテープ。私も、「みみずく」と書いてもらったガムテープをしんろくさんに貼ってもらった。
しんろくさんは、男性客にガムテープを貼る際、「乳首触らせてもらっていいですか?」とニッコリ。しんろくさん、同性間でもセ●ハラは成り立つんですよ!(笑)
「HENTAIポップコレクション」へフェチフェス御一行様も到着。
しんろくさんの急な無茶振りで、HENTAIアシスタント・ともるさんがフェチフェス代表・佐藤サドさんにガムテープを貼ることに!たどたどしい口上と慣れない手つきのともるさん。本音を言うと、そんなともるさんにガムテープを貼ってもらったサドさんが私は羨ましかった(笑)
入り口では、さまざまな東女アイテムを販売。この夜のために制作された新作Tシャツを初め、各種東女オリジナルグッズ、きたんやさんとのコラボで実現した「ハビコの緊縛ストラップ」、口枷屋モイラさんとのコラボクリアファイルなど、つい欲しくなってしまうアイテムが目白押しだった。
会場限定新作Tシャツお披露目
19時半。待ちに待った開演!乳首コールと盛大な拍手に迎えられて、麗しの女王様・ハララビハビコ、しんろくさん、ともるさんの3人がステージへ!
まずは、会場限定新作Tシャツのお披露目から。
ともるさんが新作Tシャツを胸元で広げている。Tシャツはこの日限りのデザインで少数限定販売品。会場にいた人だけが楽しめる、ギリギリのセクシャリティーを表現したハビコ様のポエムが胸元にプリントされていた。
新作Tシャツが飛ぶように売れていく光景は、まるで催眠商法の現場にいるようだった。が、もちろん、これは悪徳商法の実演ではなく、東女ファンが本当に欲しくてTシャツを購入していたのだ。もちろんTシャツは完売した。
開演直後から熱気に包まれた「HENTAIポップコレクション」、これからどう盛り上がっていくのか、私は期待のあまり、オ●ッコをちびりそうだった。
そんな私の期待を裏切るしんろくさんの爆弾発言。
「半年ぶりくらいのワンマンイベントなので、5人くらいしかお客さんが来ないと思ってたんですよ。だから、カラオケしてればOKってことでプランを立ててませんでした。今回のコンセプトは『頑張らない』です」
お客さん大爆笑(笑)
どうやら本当にプランを立てていなかったらしく、しんろくさんはハビコ様と打ち合わせを始めた。マイクを持ったまま話し合うので、しんろくさんの言葉は全て筒抜け。面白過ぎる展開だった。
そんなこんなしているうちに、お客さんから東女の皆さんへドリンクが届けられて乾杯!会場のあちこちで一斉に手が上がった。
最初の緊縛ライブ
東京棲んでるガールズといえば緊縛!「HENTAIポップコレクション」の緊縛第一号は、Tシャツ販売もお手伝いしたつみきさん!
ステージに登壇したつみきさんへ、「ちょっと足が見えないんだけど」というハビコ様からのお言葉。それを聞いたしんろくさんが「足が見えるようにするにはどうすればいい?」とお客さんに聞いて回ったところ、あるお客さんからの提案があった。
「スカートをとればいいんじゃないですか?」
この提案に大興奮したしんろくさんがお客さん全体を煽り、会場内は「つみき」コールに包まれた。
「つみき」コールに後押しされ、つみきさんはおもむろにスカートを脱いだ。もちろん、つみきさんは水着を着用していて、いやらしいことは何もないわけだが……しかし、このときの盛り上がりは異様だった(笑)
足を隠すスカートがなくなったところで、いよいよ緊縛スタート!
しんろくさんのトークをBGMにして、ハビコ様の赤い縄がつみきさんをがんじがらめにしていく。「オッ!」というしんろくさんのかけ声にお客さんたちが「パイ!」と応えるシーンもあり、明るく、楽しく、緊縛ショーは進行していった。
上半身を拘束されたつみきさんはハビコ様と一緒にニッコリ!そんなお二人を撮影するべく、お客さんは皆、カメラやスマホを構えた。「みんなで一斉にフラッシュを焚こう」というしんろくさんの提案のもと、つみきさんは恥ずかしい言葉を言わされるのだった。
「私を光で真っ白にしてください!」
つみきさんを襲うフラッシュの光!縛られ、撮影され、とっても恥ずかしい思いをしているはずのつみきさんは、しかし、最後まで笑顔だった。「恥ずかしい」をアートに変える東京棲んでるガールズの本領発揮だった。
東京棲んでるガールズの新たな境地――フードプレイ
「HENTAIポップコレクション限定メニュー」は、さまざまな妄想をかき立ててくれる怪しいものばかり。
「人肌恋しい豆腐」「お仕置き金蹴りアイス」「最後のご褒美ケーキ」……さらには、「ボッキヰ」「お肉棒」など、口にするのも憚られるメニューの数々。これらのメニューを注文すると、「イベント中にハビコ様があなたへ恥ずかしいナニかをしてくださいます」とのこと。その「恥ずかしいナニか」に期待するお客さんたちがフードを注文していた。
メニューを注文したお客さんが次々にステージへ登壇。ハビコ様からの「恥ずかしいナニか」が炸裂した。
「お仕置き金蹴りアイス」を注文したのはわんこさん。わんこさんは、いつも東女イベントをお手伝いしているイケメンさんだ。
ハビコ様にアイスを食べさせてもらうわんこさん。「最近彼女ができたんだって?」と蔑むように言うハビコ様が、次の瞬間わんこさんの股間を蹴り上げた。わんこさんは痛みと快感とで後ずさり悶絶した。イケメンの表情が歪む光景に、私は思わず息を呑んでしまった(笑)
「最後のご褒美ケーキ」を注文したのは小鳥遊ナイさん。ワニのリュックを背負った可愛らしいお嬢さんがケーキを持って登壇。
ハビコ様の手でケーキを食べさせてもらえる幸せ……というか、「食べさせる」というよりも「押し込む」といった方が適切なプレイだった。小鳥遊ナイさんは、口の中いっぱいになったケーキに少しむせながら、それでもハビコ様からの愛を残さずいただこうと頑張っていた。女の子の口の周りがクリームで汚れていくのもフェティッシュだった。
同じメニューでも、「恥ずかしいナニか」の内容は人によって変化する。特に衝撃的だったのは、「最後のご褒美ケーキ」を男の娘が注文したときだった。
登壇したのは、フェチフェスでもお馴染みの男の娘・ゆやさん。「選ばれた役目」として補佐に回ったハビコ様は、天性のナイスアシストで男同士の魅惑的なプレイを実現させた。ハビコ様に命じられたしんろくさんは、ゆやさんの口にケーキを押し込むのだった。BL要素満載の3Pに客席が熱狂した。
ゆやさんの他にも3Pがあり、しんろくさんが男性客と●●するシーンでは、客席のあちこちから歓声が上がった。そして、その直後に女の子が帰っていったというオマケつき(笑)(しんろくさんたちの●●に失望したとか、そういう理由で帰ったわけではない……はず)
最後の緊縛ライブ
楽しい時間はあっという間に過ぎていった。全てのフードプレイが終わったころには既に22時だった。というわけで、最後の緊縛ライブが行われた。
ハビコ様が赤い縄でお客さんを縛り上げていく。緊縛を盛り上げるのは、ハビコ様としんろくさんの歌だ。
懐かしアニメの名エンディング曲をハビコ様が最後に熱唱。この曲は、しんろくさん曰く、「緊縛を受けているドM男の歌として完成している」――う~ん、こういう解釈もあるのかぁ……と感心しつつ、私はハビコ様の緊縛と歌とを楽しんだのだった。他のお客さんたちも、最後の緊縛ライブに大興奮だった。
全てのショーが終了した後、しんろくさんが東京棲んでるガールズのコンセプトを語った。「東京棲んでるガールズのコンセプトは『愛と許し』です」最後は、みんなでスッポンポン締め。「ニッポン!」というしんろくさんのかけ声に続いて、お客さんは「スッポンポン!」と言いながら手拍子。こうして、「HENTAIポップコレクション」は幕を閉じたのだった。
東京棲んでるガールズのこれから
「HENTAIポップコレクション」が大盛況だったことは、東京棲んでるガールズのこれからを象徴しているようだった。着実にファンを増やしている東女は、「HENTAIポップコレクション」をきっかけに更なる飛躍を見せてくれることだろう。そんな東女の周りに集まる人たちも濃い面々ばかり。
この夜は、フェチフェス代表・佐藤サドさんを始め、フェチフェススタッフやフェチフェス出展者が何人も参戦。フェチフェスとしても、東京棲んでるガールズの活躍に期待しているということだ。私も、東女をずっと応援していきたいと思っている。
というわけで、東京棲んでるガールズの次回のワンマンイベントは10月31日(土)の昼に開催予定だ。ハロウィンの日にどんな楽しいことが起こるのか?乞うご期待!!
・東京棲んでるガールズ公式サイト:http://tokyosunderugirls.com/
・阿佐ヶ谷ロフトA公式サイト:http://www.loft-prj.co.jp/lofta/
写真・文=みみずく