ヌコ3匹とその下僕、ついに憧れのフェチフェスの舞台へ
フェチフェス06が終了してから数日が経過しているにもかかわらず、いまだにその余韻から抜けきれずに可愛いアヒルちゃん達が体に何本もの注射器をぶっ刺してこちらに大挙として押し寄せてくる夢を毎晩見ながら口からダラシナイ液体を大量に垂れ流している「ヌコの下僕」と申します。
「あぁ、あれは夢か幻か、それとも吉原の高級O-プOンドか、、、」と感じるくらい今回のフェチフェス06に初出展した経験が僕にとって本当に楽しく、そして五感が研ぎ澄まされる貴重な体験となりましたので、ここに初出展までの道のりと当日の模様を僕なりの主観で書かさせて頂きます、なにぶん右も左も上も下も全く分からないオッサンな為に(アラフォーっす)幼稚な文章となりますが、最後までお付き合い頂けたら嬉しいです。
そもそも僕は「ヌコの下僕」というキラキラネームで、女性の方を主体にして、血糊、創作、加工を主に組み合わせて写真などを撮ったりしております。
写真の発表の場はweb上ではTwitterが主で、紙媒体としては銀座の奥野ビルの6階に悠然と鎮座する「銀座モダンアート」様を中心にして写真展などに参加させて頂き、未熟な腕を日々磨いている最中であります。
もともとフェチフェスにはお客として参加していて、「口枷屋モイラ」さんの髪ビンタ受けたり、「美少女」さんに「かたぐるまー」してもらったり、フェチフェスナイトでは面識が無い方とフェチ話で盛り上がったり、DJブース周りで思いっきり飛び跳ねたり、、、etc、、、と、お客としてフェチフェスを500%楽しんでおりました。
フェチフェス参加のきっかけは、先に記した「銀座モダンアート」様で僕のポストカードが売れた事に始まります。3枚100円で販売してたのですが、僕の写真、しかも「ヌコの下僕」とかふざけた名前のカメラマンの写真を買ってくれた方がいたのです。しかも感想まで頂けて、、、たかが100円ですが、本当に本当に嬉しくて、買って頂いた方全員に200円ずつ手渡したいくらいの感動で、またしても口からダラシナイ液体を大量に垂れ流してしまったのです(キタナイ)
自分の作品が売れる喜びを感じていた時にフェチフェス06開催と出展者募集のお知らせを目にして
「ん?僕の写真はどちらかというとフェチにあたるんじゃないかなぁ。。。」
と思い軽い気持ちで出展者募集に応募したのであります。
なぜ軽い気持ちで応募したのかというと「受かる」とは全く思っていなかったからです。
今までの出展者様は皆様凄い方達ばかりで、何の実績も無い自分が、しかも「ヌコの下僕」とか自分でもこいつおかしい人なんじゃないかとか考えてしまうキラキラネームの自分が、まさかまさか出展に至るとは考えもしておりませんでした。
そして出展者当選のメールを受け取る6月14日18時頃。ちょうどその時、僕は銀座モダンアート様で、展示会のオープニングパーリーに参加しており、お酒を飲んでいてほろ酔い気分でした。何気にポケットからスマホを取り出したら、
「貴サークルのご出展を決定しました」
と表示されていました。画面を見ながら手をプルプルさせて口からダラシナイ液体を大量に垂れ流している自分がそこにいたのです。
まさか出展出来るとは夢にも思っていなかったので何も用意も考えもしておりませんでした。自分一人では視野が狭くなってしまうし、また分からない事ばかりなので、写真のモデルを頻繁にお願いしている被写体様達に自分の両手と額を地面に何回もこすりつけてブースの売り子のお願いとアドバイスを頂く事から始める事となりました。
まず販売する物は、写真を撮っている者ですので、ROMとポストカードはすぐに決定しました。しかし、それだけでは何か足りない、、、そうだ売り子さんに何かやって貰おうと考えて売り子さんにやってもらえるパフォーマンスの提案をお願いいたしたところ、、、冷やしパンツ、ぱんつビンタ、パンツ血糊(???)と何故かパンツ物ばかりで(笑)僕のブースとは関係無いものだったのでやんわりと却下させて頂き、何かないかなぁと考えておりました。
衣装が「ヌコの下僕」にちなんで下着姿に猫耳やしっぽなどを付ける事が売り子さんの提案で決まっていました。こりゃ猫の何かで攻めるか、、、と考え考え考え、、、たのですが僕のおちょこくらいの脳ミソでは新しい何かが出てこない、、、ので既存のをオマージュ(いわゆるパOり)して、全て猫がやっているという前提で猫のビンタ、猫パンチ(くすぐり)、猫の甘噛、と全く新しいパフォーマンス(笑)として提供する事になりました。
それと同時に、僕は一人で3種類のROM製作と20種類のポストカードの製作作業に入り、CDROMに全く違うデーター入れてやり直したり、刷り終わったポストカードを見たら自分の写真を間違って刷っていたり、と何度もミスややり直しがありました。それでも何とか当日までに間に合わせることが出来き、はやる気持ちを抑えながらフェチフェス前夜にお酒を少し飲んで寝床につ、、、けるはずが無く、参加出来る興奮でお目目がパッチリ開いたまま当日朝を迎えました。
フェチフェス当日は朝から雨、天気予報では1日中雨予報で、これは今日はどうなるのだろう、初参加で知名度など皆無の僕のブースは大丈夫なのだろうか?と一抹の不安を抱えながら、売り子さん達と待ち合わせ場所の北参道駅へと向かい、軽く挨拶を交わしたところで目的地の会場に向かいました。受付を済まし、2階の自分のブースに向かうと、「ヌコの下僕」と印刷された紙が長い机の上に置かれているのを見て「ああ、本当にフェチフェス出展するんだ」とこの時に感動してしまいましたね。
隣のブースにはなんとあの範田紗々様がすでにいらっしゃって、僕みたいな者にも挨拶をして頂き、これまた感動しました。初めて会うのに僕的には100回以上会っている気がするし、ちょっと恥ずかしいのは何でかなー(棒読み)
そんな範田紗々様をヨダレを垂らしながら見ている僕を、売り子さんが、助走を付けたライダーキックで目を覚まさせてくれました。その売り子さんから罵倒されながらも、セッティングが何とか終わり、売り子さんも衣装に着替えていよいよ開場を待つ運びとなりました。
開場してお客様が少しづつ入ってきます、、、が全て範田紗々様や七菜乃様のブースへ足を運んでいて瞬く間に長い行列が出き、やはり知名度の差はいかんしがたいなぁ、、と現実を目の当たりにさせられました。
僕のフェチはリョナで、血糊などで創作した写真などを主体に活動しており、特に男性のお客様からの受けが悪いのは昔からよく理解しておりますので、出だしからこれはヤバイと少し感じてしまいました。周りの行列のお客様がこちらと目が合うのですが、何かいけない物を見てしまったかの如くすぐ目を反らされます(汗)まっ、僕もお客さんだったらそうだよな、そうしてきたよな、と変に納得していたのですが、ここから3人の売り子さん【中野深雪(@myk_nkn )&結城碧(@____mdr__ )&祈依(@smlkks2 )】の怒涛の頑張りが始まる事になるのです。
開場してから20分くらいは誰も寄り付かなかった僕のブースが、3人の売り子さんの声掛けやトークにより徐々に人が集まるようになりました。売り子さんたちは、ROMやポストカードの説明、ワンコインで体験できるパフォーマンスなどを積極的に行いました。その結果、僕みたいなキモイオサーンがまるで出る間もなく賑やかになっていきました。そして、その賑やかさに拍車をかけたのがSNSなどで交流させて頂いている方々のブース訪問です。
Twitterなどで交流がある方々、モデルをさせて頂いている方々、他のブースで出展をされている方々(こちらから伺えずにすいません)などが続々とブースを訪れて花を添えて頂き、本当に嬉しく本当に楽しく時が経っていきました。。。
特に3人の売り子さんによるパフォーマンスは好評で、売り子さんもノリノリでした。何回もブースを訪れて頂いたお客様も多く、その相乗効果としてROMやポストカードを購入されていきました。最初の開場の時とは打って変わって手が足りないくらい華やかになっていたのです(ありがとうです、涙)
途中に一鬼のこさんのパフォーマンスを見たりニコ生に出させて頂いたりと自分でも楽しさを体験出来、その賑わいのまま19時の終わりを迎えました。。。
開場した時はどうなるかと思いましたが、終わってみればブースは賑わい、いろんな方々と出会い、時間があっという間に過ぎ、売り上げも想像していたよりも倍以上ありました(ありがとうございます)参加してよかった、出展できて良かったと思います。出展決定の6月14日から7月5日のフェチフェス参加までの怒涛の3週間になり、本当に貴重な体験をさせてもらいました。
唯一の心残りは僕の心の師匠である鳥肌実様のパフォーマンスが見れなかった事ですね。チケットは購入していたのですが、ブースが賑わって離れることが出来ず、泣く泣くキャンセルしてしまいました。また次回機会がある事を祈っていますよ(是非お願いいたします)
ざっと当日の感想を書きましたがいかがでしょう、少しでも伝わりましたでしょうか?
フェチフェス出展参加したいんだけど自分なんかが、、、と思っている方、僕もそうでしたが出展までの道のりや準備は確かに大変です、大変ですがそれに見合う物が十二分にありますよ。
自分のフェチが受け入れられるんだろうか、、、と思っている方、世界は自分が思っているより広いです、その受け入れ先がこのフェチフェスですよ。
良いことばかり書きましたが少し気になった事も書きます。
ブースで接客をしていたらお客様から「全然エロくないじゃん」みたいな事を言われてしまいました^^
フェチとエロは似て非になるものです。フェチとは「モノに神聖や呪力を見出して祟める」病的執着の事で、「においフェチ」「髪フェチ」などがあげられますよね。フェチフェスもここまで大きなイベントになると、エロを求めるお客様が多く来てそれに出展者も答える、という構図が少なからず出てきていると感じます(生意気言ってすいません)
フェチフェスという名前の通りこれからもその名に恥じないようなイベントを期待いたしておりますです。
また機会があればフェチフェスに出展しようと思っております。これからも皆さんのフェチの「下僕」であるように僕は頑張りますので何とぞよろしくお願いいたします。
そして僭越ながら宣伝をさせて頂きます。
8月3日から8日まで銀座モダンアート様の「銀座写真館vol8」、8月8、9日原宿デザインフェスタギャラリー様の「【懺】憂鬱少女展」、9月27日アーティズムマーケットに出展決定しております。またその他にも続々出展は決まっておりますのでTwitter(@minoru67)を見て頂けると嬉しいです。
ここまで幼稚な文章を見て頂いて本当に本当にありがとうございます。フェチフェスやその他写真展などで皆様とお会い出来るを楽しみにいたしております。それでは皆様良いフェティシズムライフをお送り下さい。
写真・文=ヌコの下僕(@minoru67)