「CPEキャットファイト旗揚げ21周年記念興行」レポート! 小向美奈子&大和ヒロシ軍団vs三代目葵マリー&木原文人軍団の紅白戦
2023年2月24日(金)に東京・新木場1stリングで「CPEキャットファイト旗揚げ21周年記念興行」が開催された。美女たちの熱い戦いをレポートする。
開演前から熱気が充満した新木場1stリング
Cat Panic Entertainment(CPE)のキャットファイトは、女性同士のケンカや取っ組み合いをエンターテイメントとして提供する。2001年にロフトプラスワンで初開催されて以来、2023年で21周年。熱狂的なファンに支えられてコロナ禍をも乗り越えた伝説的なイベントだ。
小雨がぱらつく24日の夕方、会場の新木場1stリング入り口では「TENGA MEN’S BOOST」が無料配布されていた。シトルリンとアルギニンがW配合された清涼飲料水には「速攻、男みなぎれ。」の文字が……。キャットファイトを観戦するための“元気”をありがたくいただいた。
18時30分頃から席がどんどん埋まっていく。19時の開演前から汗ばむほどの熱気が充満し、何度か頭がくらくらした。
とびっこでイキそうな美女たちの戦い
「女の戦いに異常な興奮を覚える皆さん、こんばんは!」の挨拶後、セミファイナルに出場予定だったLUU★の欠場という残念な発表があった。LUU★はリングに立ち、ふんどしの日(2月14日)に骨折したことを報告し、無念の表情を浮かべた。
オープニングマッチ「アダルト凶器公認!新春特別シングルマッチ」で、ゼンタイ(全身タイツ)を着用した中身とプロレスラーの佐野直がリングで睨み合うと、会場からは中身コールが沸き起こった。中身は鞭や縄などを使うだけでなく股間攻撃も繰り出すものの、佐野との力の差に敗退した。
続いて本戦の「新春2023年-軍団対抗戦」へ。小向美奈子&大和ヒロシ率いる紅組と、三代目葵マリー&木原文人率いる白組が激突……するはずが、男が乱入し、男3人の醜い争いが始まった。敗者には小向と葵マリーによるお仕置きが行われた。
第1試合「とびっこ(遠隔操作玩具)イカせっこバトル」では、リモコンで遠隔操作できる玩具「とびっこ」を股間に挿入したきゃんでぃぺろみ(紅)とみでぃ(白)が対戦した。それぞれのリモコンを操作するのは敵チームのおじさん(大和ヒロシと木原文人)。試合の最中に股間をプルプル刺激される羞恥バトルを制したのはきゃんでぃぺろみだった。
第2試合「とびっこ女相撲」では、とびっこを装着した山村茜(紅)と紫龍みお(白)がアイアンマンルールでぶつかった。顔を真っ赤にして「嫌だ!イキたくない!」と抗った紫龍が勝利したが、インタビューの最中もとびっこが止まらない。そこへ男が再び乱入するハプニングも。
第3試合「とびっこ追い剥ぎマッチ」は、タイガー愛子(紅)と伊織涼子(白)が互いの着衣を奪い合った。もちろん、2人ともとびっこ装着。勝者の伊織はインタビューで「イカないんだけどグチャグチャ」と恥ずかしそうに語った。
観客が沸いたパフォーマンス対決
第4試合は「パフォーマンス対決」。紅組は、愛海が可愛らしい歌声を響かせ、「見てくれて本当にありがとうございます」と感謝を伝えた。続いて小泉千秋が「満員ということで楽しみにしてきました」と述べ、手拍子声出しの中でアニソンを熱唱した。
迎え撃つ白組は、「燃えよギター!燃えよ鍵盤!」の間々田優と中村ピアノ。2022年の全国ツアーで成長して自信をつけた2人が、新曲「マジ基地☆ロックンロール」「燃えよギター!燃えよ鍵盤!」で観客を沸かせた。間々田は「音楽も心に届くように、応援よろしくお願いします」と呼びかけ、中村は「本当に幸せでした」とほほ笑んだ。
旗振りと拍手の結果は白組の勝利だった。休憩時間に入ると、2023年2月発売のCD『燃えよギター!燃えよ鍵盤!』を求める観客が物販に殺到した。
セミファイナル、メインイベント、そして、じゃんけん?
セミファイナル「敗者罰ゲーム!ビーチフラッグ式!240秒回転チョコバット溶解マッチ」は、おじさん(大和ヒロシと木原文人)が持っているチョコレート付きのバナナを味方のキャットファイターが舐めていくという、一風変わった試合だ。おじさんはチョコバナナを股間付近で持っているので、遠目にはそういうことをしているように見える。
キャットファイターは、1st.鳳華(紅)vsびりりあんみりんだ(白)、2nd.つむごき(紅)vsみでぃ(LUU★の代理)(白)、3rd.範田紗々(紅)vs福山理子(白)。おじさんと女の子はMCの指示に従ってリングを動き回りながら、観客にしっかり見せなければならないため、協調性が試される。女の子の口がチョコで汚れていく様子は「おじさんに汚されている」ようだ。
特に印象的だった3rd.では、性欲有り余るおじさん(大和)のチョコバナナをプロ(範田)が積極的に舐める紅組に、観客の目は釘付け。一方、白組は、疲れ切ったおじさん(木原)は元気がなく……。まるで介護の現場を見ているようだった。
1st.と2nd.を制した紅組が勝利し、敗退した白組には連帯責任のお仕置きが待っていた。白組キャプテンの葵マリーもお仕置きに加わり、木原と3人のキャットファイターは徹底的に辱められた。
メインイベント「キャットファイトシングル王者選手権試合 追い剥ぎ+完全決着特別ルール」では、チャンピオンのアラレ王(紅)にリリー・ザ・ストリングス(白)が挑戦。勢いのある次世代の2人が、とびっこなどの小道具を使わずに正々堂々と戦い、脱がせ合う。観客席からのアラレ王コールが響き渡る中、リリー・ザ・ストリングスも善戦したものの、アラレ王の強さには敵わなかった。チャンピオンベルトを守り抜いたアラレ王に盛大な拍手が送られた。
全試合終了後、紅組3勝白組3勝の同点となり、キャプテン同士のじゃんけん3本勝負で勝敗を決することに。小向が葵マリーを下して紅組の勝利で幕を閉じた。
次回CPEキャットファイトは9月8日開催決定
本大会もクオリティの高い試合ばかりで、往年のファンからキャットファイト初心者まで大いに楽しんでいた。21周年を迎えてますます勢いを増すCPEキャットファイトから目が離せない。
次回「Cat Panic Entertainment CPE Presents どきッ!女だらけのキャットファイト祭り2023~Doki Dokiお下品熱帯夜~」は9月8日に新木場1stリングで開催決定。チケット情報はこちら。