『デザインフェスタ57』行ってきた!

 プロ・アマチュアを問わずオリジナル作品であれば審査なく誰でも参加できるビッグなアートイベント『DESIGN FESTA(デザインフェスタ)57』に行ってきた!

 

 およそ半年に1度、東京ビッグサイトの西・南の展示棟をすべて利用して、人々の「表現したい」を応援するデザフェス(=デザインフェスタの略語)では、本当にさまざまなクリエイターやその作品と出会うことができる。わたしはボランティアスタッフとしてお手伝いする傍ら、空き時間を利用してフェチなブースを探してきたよ~!(写真掲載許可済み)

 

チェリボーイクリエイター・ノーパンさん

デザフェス57_6  CHERRY CREATERであり、現役チェリーボーイでもあります」と断言するノーパンさんのブースでは、すべてが童貞の童貞による童貞のための何かで包まれていた……。土曜はチェリーアイドルこと小日向あなるちゃんとそのSP(私服警官)、日曜はチェリー高校生桜よしあき君と寄山ウンタマギルーくんが出迎えてくれたのだが、もはやそれがいったい誰なのかは説明されてもよく分からない。でも、なんだか異様に知りたくなるのでみずから彼らの情報にアクセスしてしまうのだった……!

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 ブースを囲むファンの数がようやく少なくなった頃、取材させてくださーい!となれなれしくしゃべりかけるわたしに仏頂面のSPは終始にらみを利かせていた。一方、衣装のポケットにTENGAを突っ込んでいる小日向あなるちゃんはひたすら「チェリーなコンドーム(個装売り)」と「チェリー男子しか出てこないブロマイドくじ」を上目遣いですすめてくれた。かわいい。営業上手である。

 そういえば、クリエイターのノーパンさんは原宿のデザインフェスタギャラリーで年1回開催される『下品で最低』通称『GEHISAI(ゲヒサイ)』にも足を運んでおりとても感動していたようすだったので、次はそこでもブースを構えるんじゃないか……?と期待している。わたしは今回、『CHERRY MAGAZINE』02号と03号をゲットした!信じられないくらいの濃度でチェリーボーイだけを特集しているので、ぜひ読んでみてほしい

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『幻想縄会』緊縛師・天馬ハルさん主宰

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 専門知識と技術をもったプロの縛り手が揃う『幻想縄会』ブースには、3種類のコースから選べる緊縛体験コーナーが出現していた。

 

 東京ビッグサイトというだだっ広い展示場のなかで、さまざまな目的をもった来場者がひっきりなしに目の前を通るなか、縛り手さんと談話しながらもあれよあれよと身体を縛られていく……。それだけでも充分なレア体験で興奮するとおもうが、なんと、「上半身縛り」や「全身縛り」だけでなく身体が完全に浮く状態になる「吊り」までやっているというではないか。えー、どんなかんじになるんだろう……? 疑問になったが最後、わたしも注文せずにはいられなかった……!

 フェチとエロスのボーダレスな即売&パフォーマンスを行う『フェチフェスでは、回を重ねるごとに緊縛体験ブースが増えていき、どんどん名物コーナー化していっている雰囲気がある。しかし、より広い意味合いでの「表現」を応援する『デザインフェスタ』でひたすら人を縛っていく集団がいるのは、かなり毛色がちがって見えるというか、異彩を放っているとしか言いようがなかった……。

 

 なんせ、通りがかりのカップルが「え、すごい!やってみたい!」と瞬時に行動していたもんな……。人生において緊縛というものにはじめて触れたのが今です、という人もけっこういたのではないかとおもう。芸術に対するアンテナ感度の高い人々が大勢集まってくるであろうイベントで黙々とパフォーマンスをする『幻想縄会』は、すごい。

 

 なお、デザフェス57で緊縛体験と写真撮影をした人は、TwitterやInstagramなどのSNSでハッシュタグ「#幻想縄」を付けてアップするとサロン参加費1,000円オフになるそうだ。※外野からの無断撮影は全面禁止

 

『オス尻パンツ写真集』じょーじさん

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 一度は通り過ぎたのだが3秒後に戻ってきてしまったのが雄尻写真クリエイター・じょーじさんのブース。『オス尻パンツ写真集』と書かれたボードが目に入ってしまい、その文字が脳に焼き付いてどうにもならなかったのである。

 

 聞き耳をたてていると、わたしと同じように「オス尻」の引力に勝てず「きちゃった……/////」となった人が多そうな印象だった。それも、じょーじさんの知人・友人以外ではほとんどが女性客だったのではないかとおもう。うんうん、分かる。分かるよ……、どうやって見逃したらいいのか分からない、合法的にずっと眺めていられる尻がそこにあったんだもんな……!サンプルを見る段階までいくと全員が開き直って「良い……、これは良い……!」となっていた。

 後に気づいたのだが、デザインフェスタでTwitter担当をしていたスタッフさんも「オス尻」に胸を撃ち抜かれてじょーじさんに声をかけていたようす。目玉商品だったであろうこの写真集はイベント両日ともに完売。もっと冊数があっても売れていたのではないかとおもう。あぁ、自分の「良い……!」というビンビンした感度がまちがっていなかったのもうれしいな。

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『SUPER SENSITIVE』とものかつみさん

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 「ここが私のとても敏感な場所です」バッジ、「童貞だから感度は最高」「巨乳だし感度は最高」Tシャツでわたしのなかではお馴染みの『SUPER SENSITIVE(スーパー・センシティヴ)』。こういったイベントで会うたびに名前通りの「うわ~!センシティヴだな~~!!」な新作が登場しているのでそのセンスにやられて毎回とりあえず何か買ってしまう。

 新作が左の「かせいTシャツ」だ。火星のほうに向かって飛んでいるロケットのようだが、シルエットを見た時点で「もうあまり詳細な説明は要らないかも……」というきもちになる。好評だったら2色刷りにしてみたりとデザインの幅を広げる予定とのこと。攻めた意味合いのTシャツは思い切って自分が着てしまうと案外どうってことないことが多いので、きみもわたしと一緒に火星から飛び立たないか……!

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兼村さん:イラストレーター

デザフェス57_11 『フェチフェス22』裏方スタッフのブース散歩でも取り上げたイラストレーターの兼村さん(Twitter @katte_ni_kikakuが『デザインフェスタ57』で初のライブペイントをすると聞いて、見学してきた!実はわたし、フェチフェスを通して兼村作品のTシャツやアクセサリーファンになったので、この日もチョーカーとTシャツを身に着けていったんだよな……。

 デザインフェスタのライブペイントは巨大なキャンバスを使った創作を2日間で仕上げねばならず、参加クリエイターの方々は毎度ぎりぎりまで作業していることが多い。会場の撤収時間(=締め切り)があらかじめ決まっているため、作品の構図や工程を考え、おおよその出来上がり時間を逆算しながら進めていく。

 

 ゆえに、出展者が入場可能となる時間には到着して、なるべく早く作業に取り掛かる人も少なくはないはずだ。Twitterでそのことに気づいたようすの兼村さん、家族や友人やファンなどいろんな訪問者から話しかけられていたようだし、こちら勝手にヒヤヒヤしていたよ……!

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▼完成作品を兼村さんから送ってもらったよー!やったー!

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 ……と、こんなかんじで空き時間を楽しんできたぞ~!次のデザインフェスタもフェチフェスも、もちろんどちらも行く予定……!

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