水龍敬ランドｘフェチフェス＜その４＞～３階の風景・後編～TOKYO ZENTAI CLUB・暗黒大魔王組・D/3・メンヘラアザラシ水族館・海老工房

水龍敬ランド３階フロアは、噴水前が大いに賑わっていた。しかし、その奥の調教ルームエリアは更に大混雑。お客さんや出展者さんが入り乱れてカオスな状態になっていた。今回の記事では、足を踏み入れるのも大変な３階奥の様子を紹介しよう。

 

本格的な牢屋の奥には、現在人気沸騰中の TOKYO ZENTAI CLUB さんのブースがあった。

近年ゼンタイがテレビで取り上げられたこともあり、TOKYO ZENTAI CLUB さんの知名度も急上昇した。また、海外でも「zentai」は認知されていて、外国の新聞社やテレビ局から取材を受けたこともあるという。

今回 TOKYO ZENTAI CLUB さんが水龍敬ランドに持ち込んだのは立体バキューム。この装置は、中に人が入って頭だけを出した後、装置内の空気を抜いていくという仕組みだ。装置内が真空状態になると、ラバーが中の人の体に密着する。そのとき、中の人は独特の感覚を味わえるのである。この立体バキュームは大人気で、新たな世界を体験したいお客さん達で賑わっていた。

TOKYO ZENTAI CLUB さんのお手伝いをしていたのは、FFN02の三池りむるさん（右）とFFG02の鉄観音サワラさん。モフモフしたケモノ姿のりむるさんと、りむるさん作のエナメルスーツに身を包んだサワラさんが、立体バキュームを盛り上げていた。

 

調教ルーム最深奥では『暗黒大魔王組』が出展していた。RINKOさん・東雲葵さん・林檎飴さん・ねこやま0722さんの４人のレイヤーさんが参加。新作も３作あって、ファンのお財布にはちょっと厳しかったかもしれない（笑）

こちらびブースは、ROM販売に加えて、体験型サービスも充実していたのが見どころだ。メニューには、「馬乗り」「バラ鞭一本」など、SM趣味全開の文字が……。ブース前は、鞭で叩かれたい人達とそれを見たい人達とでごった返し、凄まじい混雑となっていた。人だかりの向こう側からは、鞭で打擲する音が規則正しく響いてきた……

 

こちらは、フェチフェス常連出展者のD/3さん。

D/3さんのサイバーファッションアイテムは、アングラやフェティッシュなどの要素も取り入れた現代的デザインが斬新。水龍敬ランドの雰囲気や衣装とも相性が抜群で、マスクやTシャツは完売するほどだった。「（６階に出店している）東京要人さん（のスリングショット水着）とも合わせやすいですよ」とD/3さん。様々なジャンルとのコラボが可能なサイバーファッションは、今後も更に進化を遂げていくのだろう。

 

『メンヘラアザラシ水族館』ブースでは、一風変わった参加型展示が行われていた。

もともと秘宝館を作りたかったというメンヘラアザラシ水族館の皆さん。その行き着いた先がコンドーム！！

ゴムに擬似精液を入れて使用済みコンドームを作成、チェキと一緒に壁に貼り付けていく。擬似精液の中には蛍光塗料が入っているため、薄暗い空間で怪しげな光を放っていた。何とも言えないシュールな光景がそこにはあった。

 

幻想的なメンヘラアザラシ水族館のお隣『海老工房』ブースでは、肉便器タイツや百々目鬼タイツといったフェティッシュなタイツを販売。売り子を務めるbel.（べる）さんのROMも並んでいた。

ところで、bel.さんは、ドスケベファッションコンテストで水龍敬先生賞と東京要人さん賞をダブル受賞したレイヤーさんだ。かなり際どい衣装だけでもインパクトが強かったが、彼女はコンテストの間中ずっとソーセージをしゃぶり続けていた。そのぶっ飛び具合に水龍敬先生も大絶賛！今回の記事は、bel.さんの写真で締めくくりたい。（続く）

写真・文＝みみずく