ラブでライブ! なガチコスプレでちょっとまってて~

ラブでライブ! なガチコスプレでちょっとまってて~

 昨今、コミックマーケットに代表される同人誌即売会などで、AVメーカーではない、個人や同人サークルが製作したコスプレAVと云うものが頒布されるのが当然の事になっていますが、筆者が同人誌即売会に参加し始めた四半世紀前には、コスプレとエロを結びつけるのはある種ご法度に近い雰囲気がありました。

 実際、私が売り子として手伝おうとしていたサークルで、L版に紙焼きしたコスプレヌード写真(胸が見えているグラビア程度の露出)が、即売会で販売停止処分になったと云う、今からは考えられない事もありました。

 アニメ化もされた人気漫画である『げん◯けん』のコスプレ好きなキャラクターO野さんが、コスプレでのエロ表現に嫌悪感を示す描写がありますが、それがコスプレとそれを愛でる人にとって常識だった時代が確かにあったのです。

 それが変わり始めたのは、やはり写真、映像のデジタル化によって、個人が直接ヌードを表現する事が可能になり、平石一美さんやきこうでんみささん達、著名なコスプレイヤーがAVでデビューした2000年代半ば以後の事ではないでしょうか。

 

 そんな、コスプレイヤーさんが自身を性的に自由に表現する事を謳歌している時代に感謝しつつ、フェチフェスの同人ブースに『ひよひよクラブ』で参加されている、『丹雫ひよ(にしずくひよ)』さんの作品『あぶない動画Lv3 花陽ちゃんの枕営業 やっぱり精液は最高です』を拝見いたしましたので、レビューさせていただきます。

ラブでライブ! なガチコスプレでちょっとまってて~

 今回は、『スタジオキルシェ/ひよひよくらぶ』として登録している同人&商業作品ダウンロードサイト『DL.Getchu.com』から税込3240円で購入。

 DL版の利点を生かし、高画質版(フルHD)動画に加えて軽量版(640X360のMP4)を同時収録し、低スペックPCでも再生可能な嬉しい配慮がなされています。

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 主演のひよさんは身長151cmでF~Gと云うたわわなバストをお持ちなギリギリ昭和女子、S62年8月生まれの28歳。 

 同人イベント好きで、えっちなコスプレROM増産中。と云う、2.5次元に萌える筆者の様なオタク男子には女神の様な存在と言えます。

 期待に胸を膨らませつつ、DLされた高画質版をダブルクリックすると、WMV形式なのですぐにデフォルトのプレイヤーで視聴が可能。今や人気が世界規模に拡がった作品『ラブ◯イブ! 』の、ご飯大好きキャラクター、花陽に扮したひよさんが登場。

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 この衣装が、全世界2000万人を突破したリズムアクションゲーム版の「フルーツパーラー版」となっており、マニア心がいやが上にもくすぐられます。

 そんな「解った」衣装に身を包んだひよさんの肢体をイメージV風に堪能した後、枕営業に来たと云う体で、カメラマン氏の個撮しつつのセクハラトークから徐々にカメラが接近。

 スカートをたくし上げ、衣装をずらして爆美乳を堪能〜さらに股間へと移っていきますが、脱ぐのはあくまでもパンツのみで乱れつつも着衣のままと云うのも、そそくさと脱いでしまうのが不満なコス萌えの諸氏も納得の展開。

 と言ってソフトなままに終わらずに、同サークルのハードレーベルに分類される「あぶない動画Lv3」の名に相応しく、指ホジ〜フェラ〜挿入〜発射もしっかり収録されており、抜きどころも兼ね備えています。

 結果、58分間と云う、AVにおける1カラミとしては長尺にもかかわらず、AVライターとしてかなりの本数を観てきた筆者も発射まで飽きずに一気に観られました。総じて、エロスとマニアックさを両立させた昨今の同人サークル動画のレベルの高さに舌を巻く内容になっています。 

ラブでライブ! なガチコスプレでちょっとまってて~

 

 一昔前の同人AVと言えば、良くも悪くもアマチュア感、素人っぽさが画面から伝わってくるのが常でしたが、現在はメーカー製と見紛うクオリティの物が多く、同人サークルからAVメーカーへ進出、あるいはメーカーが同人サークルとして制作するなど、ボーダーレス化が進んでおり、本作もその例に漏れず、メーカー製に比べて遜色のない画面構成や内容となっています。

 では逆にメーカー製AV作品に対して同人サークルの作品を視聴する事に意義はあるのだろうか…と云うと、確かに、抜くためのツールとしてはメーカー製の方がその完成度においては上回っていると感じる人が多数だろうと思うのですが、出演している女優さんのビジュアル面だけではなく、その内面や作品に対する姿勢、撮影するカメラマンを含めたトータルでのコスプレ愛がより重視される場合には、アリだと断言できます。

ラブでライブ! なガチコスプレでちょっとまってて~

 本作でも、コスプレイヤーであるひよさんが出演しているだけではなく、単体で主人公以外のキャラクターを選び、なおかつゲーム版にだけあるマニアックな衣装を着るあたりは、「解っている」感、2.5次元の臭いがヒシヒシと伝わってきます。

 コスプレイヤー、アニメオタク、アキバ系の趣味を持っている事を標榜する女優さんも非常に多くなっていますが、プロダクションに所属してメーカーの作品に出演する以上は、コスプレをした作品だけに特化とはいきません。

 ラブでライブ! なガチコスプレでちょっとまってて~

 アニメ、漫画、ゲームなど、自らの趣味嗜好を理解する同好の志であるかどうかが、性的な興奮を呼び起こす上で非常に重要なファクターとなっているアキバ系の住人にとって、この2.5次元感は譲れないコダワリですので、ひよさんにはこれからも様々なパフォーマンスを期待したいところですね。

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※本記事の画像は、丹雫ひよさんから許諾をいただいて掲載しています。

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