まにけっと<その3>~女の子も喜ぶオシャレファッションアイテム~思春期マーブル&禿-KAMURO-・巡・ちょこれーとちわわ
まにけっとは、男性だけでなく、女性も楽しめるイベントだ。今回の記事では、女の子が喜ぶオシャレなファッションアイテムを扱うブースを紹介しよう。
こちらは、フェチフェスでもお馴染みの『思春期マーブル』ブース。思春期マーブルさんは、少女の揺れ動く感情をイラスト化し、それをTシャツとして販売するブランドである。今回は、『コミックホットミルク』とのコラボTシャツが初のお披露目だった。また、人気商品のローブルも販売していたが、紺色は品切れのため、えんじ色のみとなっていた。思春期マーブルさんの商品はいずれも人気があるため、直ぐに売り切れてしまうのが困ったところだ。
さて、今回特に目を引いたのが――
2014年4月に設立された、思春期マーブルさんのサイドブランド『禿-KAMURO-』である。こちらは、襦袢などの着物生地を用いたアクセサリーの制作販売を行う。簪をイメージしたカチューシャなど、江戸時代の「遊郭」のイメージを現代風にアレンジ、スチームパンクにも通じる要素を取り入れながら、独自のファッションスタイルを確立している。
実際にカチューシャを頭に着けてみると、上の画像のようになる。とてもオシャレで、すれ違う人達を思わず振り向かせること間違いなし!
『禿-KAMURO-』ブランドは活動を始めたばかり。販売はこの日が初めてだった。現在、赤根京さんがモデルとなって、商品のPRに励んでいるところだ。これからの躍進が期待できるブランドである。
次に、巡さんのブースへ。
巡さんは、手鏡や簪、ペンダント、トートバッグなど、「和」のアイテムを着物生地で制作するアーティストだ。
旧い日本のエロス、特に緊縛を愛好する巡さんの代表作ともいえるのが「緊縛手鏡」である(上の画像左)巡さんは、「縛られている自分自身」の姿を投影しながら、これらの手鏡を制作しているという。古来より鏡には不思議な魔力があるとされる。「緊縛手鏡」も例外ではなく、お守り代わりになったり、縁切りの効果があったりするとか。
同行したフェチフェス広報女性スタッフ・愛華さくらさんは、「緊縛手鏡」に一目惚れして購入。こうして、巡さんの分身が女性の手に渡っていくのだった。
巡さんのブースには、日本が世界に誇る緊縛師・有末剛先生のグッズも!『緊縛師A 恍惚と憂鬱の日々』やオリジナル手ぬぐい・Tシャツも取り揃えていて、有末ファンにはたまらない一画となっていた。
会場内を歩き回っていると、さくらさんがポツリと一言――「もう一度『ちょこれーとちわわ』を見たい」
というわけで、私達は再び2階ICUへ。
先ほどは不在だった売り子さんもブースにいたので、改めて取材させてもらった。
ちょこれーとちわわさんは、杉並区高円寺に店舗を構えるレンタル縫製スタジオ&古着屋だ。今回は、うしじまいい肉さんのブランド「Predator Rat」を中心に販売していた。そういえば、会場内でも、うしじまさんブランドを着用している女の子をちらほら見かけた。「このときの撮影でうしじまさんのブランドを使わせてもらいました!」と言って、ちょこれーとちわわさんのブースへROMを持ってくる出展者さんもいたとか。
売り子さんとさくらさんがブランドトークに花を咲かせているのに私はじっと聞き入った。「Predator Rat」の魅力は、色合わせがいろいろできて楽しめるところにある、とのこと。売り子さんの服装を見てもらえば分かる通り、何着かを組み合わせて着ることで、女性の可愛さ・美しさが引き立つのだ。
ちなみに、「Predator Rat」を男性が着用できるかどうか、この日実験する予定だったという。が、売り子をするはずだった男性が急遽お休みになり、実験は行われず……残念!
今回紹介したブースの前では、さくらさんの目がキラキラ輝いていた。やはり、女性はファッションアイテムが好きなのだ。男性視点では気付けないまにけっとの魅力を垣間見ることができた。(続く)
写真・文=みみずく
まにけっと公式HP:http://maniket.jp/