メタモルフォーゼ東京プレオープンイベント~トランス&ケモノトランス ケモノ…オトコノコ…みんな”変身”のワンダーイベント<後編>
6月20日の土曜日、杉並区の荻窪スタジオでメタモルフォーゼ東京のプレオープンイベントが開催された。
メタモルフォーゼ東京で特に魅力的だったのは、何といっても撮影会だ。ケモノ、ゼンタイ、ラバー、男の娘……変身した皆さんがさまざまなポーズを決め、その姿をお客さんが撮影していた。コスプレ系の撮影会はよくあるが、「変身」をテーマにした撮影会は前代未聞。ワイワイガヤガヤしながら、撮りたい人たちと撮られたい人たちが交流していた。
まずは、こちらの光景を見ていただきたい。
黄緑色のゼンタイさんは、まるで肘・肘から下を切断された「人犬」だ(「人犬」を知らない人はググりましょう)彼はこの姿のまま歩き回り、周りから「シュールだ!」と絶賛されていた。更に、クマさんのぬいぐるみを背中に乗せてもらい、シュールさを増していた(笑)
こちらのゴロンと横たわっている緑のゼンタイさんは、ストレッチフィルムでグルグル巻きにされていた。「マミフィケーション(mummification bondage)」と呼ばれる拘束プレイの一種で、この状態だと一切身動きが取れなくなる。
そんなゼンタイさんに群がるケモノたち!!
半獣人サークル『muzzloop(まずるーぷ)』の十狐ちゃんは足の裏をコチョコチョ……可愛い顔をして悪戯っ子な十狐ちゃんだった(笑)
とにかく色っぽい十狐ちゃん。他にも、よそではなかなかお会いできない皆さんが勢ぞろい!
同好の士が集うイベントなので、ゴム犬さんやゼキサーさんらのお友達ともお会いできた。ラバーやモフモフが好きな人が集まれるイベントはやっぱり楽しい!!
白背景の撮影スペースの奥には洞窟エリアがある。
足元の水は本物で、リアルな洞窟が再現されている。
皆が水に落ちないよう慎重に足場を移動する中、ゴム犬さんは「ゴムだから水にぬれても大丈夫!」と水遊びを楽しんでいた。他所ではなかなか撮影できない光景だ。
洞窟エリアから戻ってくると、そこではとんでもないことが――
特殊メイクブースの3人――FFNの下田メギさん、FFGのゆり耳さん、狐っ子のまゆぉさん――がストレッチフィルムでグルグル巻きにされていたのだ!3人とも、完全に拘束されて満足げだ。
ゴロンと床に並んだ光景は、「まるでお惣菜のようだね」(公式カメラマンKazさん談)
3人はストレッチフィルムがよほど気に入ったのか、イベント終了間際、フィルムを剥がそうとする人から逃れようとしていた。クネクネと尺取虫のように動きながら……(笑)
メタモルフォーゼ東京プレオープンイベントは、楽し過ぎてあっという間に時間が過ぎていった。好きなことを「好き!」と言って、周りの人たちもそれを受け入れてくれる――そんな居心地の良さがあった。18歳以上を対象とはしているものの、過度なエロやグロはなく、それらが苦手な人も安心して参加できるイベントだった。「変身」をテーマにしたイベントとしてメタモルフォーゼ東京がどう進化していくのか?――今後の展開に期待したい。
・メタモルフォーゼ東京公式HP:http://metamorphose.tokyo/
写真・文=みみずく