
何フェチですか?って、聞いてみた。┃思考フェチ編
Question:あなたは何フェチですか? この企画では、上記の質問に答えてくださるかたを募集しています。お話をしてもいいよ!というかたがおりましたら、記事後方にあるくーりーのTwitterDMまでご連絡ください。世の中にはこんなフェチがあるんだ~!という発見や会話のネタになればいいな! 第1回目の回答者は、東京で活動している沖縄出身のピン芸人「メガネロック大屋(おおや)」さん。日常が非日常化したり、純真と狂気のあいだを行き来するような感情をゆさぶるネタが特徴的です。表現されるものがそんなかんじなので、実は、変わったフェチがあるんじゃないかな~?と思って、声をかけてみました。 Radiotalk:メガネロック大屋のおはなし(仮) Twitter:https://twitter.com/mmeganerock メガネロック大屋 「よく聞くのは脚フェチみたいな、身体のパーツに焦点をあてたものですよね。目に映るし、手で触れられる。好みをビジュアルで表現できるもの。匂いフェチも、鼻で嗅ぎとれるはずなので自分の好みを他人に示せなくはない。いわゆる、五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)でかんじとれるやつ。でも、ぼくのフェチはどれにもあてはまらないなと思ったんです。たとえば、脚がどれくらい好きで重要視しているか? と自問しても、6割あればいいほう。たいして気にしてないんですよ。むしろ、きれいなものにピンとこない。性欲をかきたてられることがないんです。じゃあ、何だろうっていうと、思考フェチなんじゃないかな、と」 くーりー 「思考フェチ……? はじめて聞きました。えっ、もしかして、今もそのフェチ発動してますか? 妄想でオナニーするのが好き、みたいな自分の世界にこもる系じゃなくて、目の前にいる人の考えをリアルタイムで読むことが性的興奮につながる、みたいな。えええ、いいかんじの変態ですね(暴言)。わたしの言動も予測されちゃってる? なんだか、聞いてるだけで緊張してきました……。ハッ、もうこの反応すらゲへへ案件なんでしょうか。手中におさまってるかんじで、ニヤニヤしてません?」 メガネロック大屋 「いや、単に、くーりーさんの慌てぶりがおもしろいです(笑)。思考フェチについては、そうとしか言いあらわせないんですよね。たとえば、相手が欲しがっている答えをすぐには出さなかったり、小出しにして結論を先延ばしにしたり、じらすかんじ。相手が自分をどう見ているかは確かにけっこう観察してます。きれいな人が近づいてきたとして、ぼくを下にみてくるようなら簡単にはあしらえないようにしますし。いかにもモテそうで、男を簡単にオトせるっていう自負のあるような人だと、ぼくにとっては興味の範囲外ですしね。相手次第ではフレンドリーに接しますけど」 くーりー 「今は、面と向かってしゃべっているから大屋さんの柔和な雰囲気は伝わってきますし、詳しく話してくださることに人のよさをかんじますが、……文章化したらヤバいイメージになりそうです(笑)。ところで、先ほどからナイスボディとかきれいなお姉さんへの無関心さをかんじますが、ぼんっきゅっぼん!の美人には惹かれないんでしょうか? まあ、美しいって何?という根本的な話にもなってきちゃいますけど……」 メガネロック大屋 「うーん、なんて言ったらいいのかな。ぼく、レンタルショップでアダルトビデオのコーナーを見ても、借りたいタイトルが見当たらないんですよ。基本的に、きれいな人ばっかりじゃないですか。でも、本当にその辺を歩いているようなふつうの人がいいと思っていて。経験則ですけど、自分より若い子にもグッときたことがなくて。今27歳ですが、30代とか40代くらいの年上のかたに魅力をかんじます。なんでしょうねえ、ゆるーい体型で、化粧ばりばりじゃない、男の視線を気にしてなさそうな人が乱れるところこそイイというか」 くーりー 「(んっ……もろにわたしがあてはまってるけど素直に喜べるジャンルではないな……。大屋さんてば、わたしが好みなのか。いやっ、待てよ。よく考えたらその辺を歩いている30~40代の女性ってパイがデカすぎない? 自分のことかもと思うのはヌカ喜びだな。えっ、わたし喜んでる? 喜んじゃってる? くっ……、これが思考フェチの成せるワザなのか) ……そうですか(真顔)」 メガネロック大屋 「思考フェチなところ、ぼくが作るネタにも影響していると思うんです。本来ならば祝福や歓迎を受けるはずのシチュエーションがそうじゃなくなるのはどんなときだろう、とか。どんなシーンで情けなさや羞恥心がうまれやすいだろう、とか。期待が外れたような、あまりよくない状況で人がどんな反応をするかを考えて、ぞくぞくしちゃうんですよね……。だから、ぼくが演じているキャラクターは、ある意味みんなかわいそうな人なんですよ。そして、そういうぼくを見てお客さんがどこで笑うかを見るのも好き」 […]
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