『あのこのあしうら写真展4』行ってきた!

「足フェチ」というと、皆さんはどのパーツを想像するだろうか。下半身(太ももの付け根から下全部)のシルエットを思い浮かべる人もいれば、生足にヒールを履いているヒザから下にズームアップする人もいるかもしれない。太ももにフォーカスする人もいれば、ペディキュアがきれいに塗られた足そのものを考える人も……。それらすべてがイイ!という気持ちもわいてくるかもしれないし、<あしが好き>と表現したときのフェチの幅広さは計り知れない。   ……そんななか、今回わたしが訪れたのは「足裏フェチ」に特化した写真展こと『あのこのあしうら写真展4』(会場:渋谷Gallery Miru)である!! 実は、わたし自身が「足の裏」を見るのも触るのも好きで情報のアンテナを張っていたので、写真展への訪問はこれが初めてではない……。他にも足裏特化型のイベントがあれば教えてほしいくらいだ。 足の裏の形や色、質感、しわの感じ、角度などいろいろこだわりのポイントはあるのだが、個人的にぐっとくるのは「偶然、うっかり見えてしまったあの子の足裏」だ。見ようとして見えたとか、積極的に見せてくれたというのでなく、ふと視界に入ったものに「おっ……」となる。もはや わたしにとってはラッキーすけべのジャンルに近い。   けれど、日常生活で他人の足の裏がたまたま見えるというシチュエーションはそうそうないので、写真展や写真集の出番というわけだ。「どんな人物が、どんな格好(服装)で、どんな場所で、どんなポーズで、どんな足の裏を……」というフェチを追いかけるのは楽しい! 昨日個人撮影会の様子です② 休憩中に犬と戯れる三井さん@hirahira_mitsui pic.twitter.com/xpChDgOYE8 — あのこのあしうら写真展@足裏 (@ashiuraten) August 27, 2023 『あのこのあしうら写真展4』公式Twitter(現X)を見ると、足の裏といってもいろんな嗜好があると分かる(とおもう)ので、ぜひフォローして欲しい。誰かの足裏が、なんとなく気になる存在になるかもしれない……。 昨日の個人撮影会の様子です① 台湾の皆さま@Mona_feetTW @XXKUROKOO @girlsfeettw @SoleNice_Feet pic.twitter.com/dbZz97W1DH […]

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ロープアーティスト一鬼のこ×つながる赤い縄の世界 -『Red』の撮影現場へ-

ロープアーティスト一鬼のこ×つながる赤い縄の世界 -『Red』の撮影現場へ-

先日都内のスタジオにて、とある撮影が行われた。緊縛師、そしてロープアーティストの一鬼のこさんの新しい作品の撮影である。彼は現在、日本のみならず海外からも注目されている。その技術と独自性で表現された様々なジャンルの作品たちは多くのファンを集めているのだ。そんな鬼のこさんの作品が生み出される現場を覗ける機会はめったにない。私は早歩きでスタジオに向かった。 扉を静かに開くと、はじめに目に飛び込んできたのは真っ白い空間に浮かぶ赤い縄だった。そしてスタジオのその中心に一鬼のこさんの姿が在った。 この日は大掛かりな撮影ということで早朝から多くのスタッフが集まり共に作業に取り組んでいた。スタジオ内には大型のタンカンが設置されてる。これから沢山の縄を吊るし支えるためには重要な骨組みだ。さらに、今回のアートに欠かせない被写体となるモデルを更に際立たせる存在にするためにヘアメイクやスタイリストも本格的に導入されたという。各々が作業を進める中、スタジオの天井から赤い縄がスルスルと降りてきた。縄の先端に透明の糸が付いているので、だから、まるで宙に浮いているように見えるのだ。 スタッフが天井から手作業で降ろすのだが、その位置を鬼のこさんが細かくチェックしイメージに近づけていく。以前、自身の創るアートでは縄の位置や組み方を細いところまでイメージしていると言っていたのを思い出した。繊細な過程のなかに、強いこだわりを感じられる。 撮影ではスタイリストとして緑川ミラノさんが参加されていた。原宿にあるセレクトショップBaby Doll Tokyoのオーナーを務め、またその商品は各界の著名人から愛されている。そのようなスゴ腕の女性が鬼のこさんの作品にさらなる魅力を加えていくのだ。また、モデルに起用された街子さんは原宿系ストリートファッション誌KERAで人気を博した読者モデルの経験を持つ。現在はモデル業の傍ら女優業にも力を入れ、今回の撮影も舞台を終えたばかりで参加をしてくれた。スタイリッシュな身体のラインと存在感のある美しさがどこから見ても絵になっていた。   カメラを持つ鬼のこさんは一段と真剣な表情だ。というより、スタジオでの鬼のこさんはずっといつもと違うように思えた。普段、気さくで物腰の柔らかい鬼のこさんは縄を持つと顔つきが変わる!と言われているが、この日もまた違う凛々しさを感じた。緊張感と真剣さが伝わる。 自ら動き、脚立に登り、天井に上がり、そのシーンを逃さない。  モデルを作品のイメージに近づけていく各分野のスタッフは皆、鬼のこさんに積極的に自身の意見を提案するやりとりが印象的だった。 最初のカットを終えると次の撮影に向けて大規模なロープインスタレーションが始まった。インスタレーションとは現代美術用語で、作家の意向で空間そのものを変化させ、その全体を作品として体験させる芸術のことである。 大きな脚立が運び込まれ、かなり高い場所から赤い縄を結び繋ぎ合せていく。  時々脚立を降り、全体像とバランスをチェックする鬼のこさん。手際よく作業を進め、指示を出す。少しずつ少しずつ縄の量が増え、大きな『何か』になっていく。見上げる取材陣が見守るなか、進んでいくその過程は見ていて全く飽きなかった。しかし、とても繊細な作業なだけに並ならぬ忍耐力が必要だと思った。見ている方は全くどうなるか想像もつかないが、どんどん縄の網目は細かくなり立体的な形になっていく。鬼のこさんの創造物が姿を現していく。  もはや、別の空間のように感じた。以前の作品からも迫力は感じる写真はあったが、やはり実際に目の前にすると迫力が物凄い。まるで美術館で大きなアートを見ている様だ。写真だけではなくロープアートも実際に見る事の出来る機会が欲しくなる。 この小さな一本の縄をここまで大きく壮大に変え、心動かす術を持つ鬼のこさんは間違いなく【ロープアーティスト】なのだ。 スタジオ内のスタッフが奮闘するなか、裏でも奮闘するスタッフ達がいた。 次の衣装準備や使い終えた縄の片付けなどを進めている。このように協力しあうことは、作品を創る上で決して欠かせないシーンだ。ここにいる一人一人が鬼のこさんの作品に欠かせない存在なのである。 ヘアメイクを担当したChiakiさんはフェティッシュマガジン『IN FAMOUS MAGAZINE』をはじめ世界的に一目置かれているパーティ「モントリオール フェティッシュ ウィークエンド」のファッションショーにてKurage、パトリスカタンザロのヘアメイクとして参加した一人だ。その活躍は国内外にも渡る。 モデルの街子さんは普段はショートカットだがヘアメイク後の髪型が凄かった。 イメージに合わせた不思議な世界観のある髪型は、和が漂う宇宙から来たプリンセスのようだ。ちなみに95%地毛ではない事が驚きだ。これぞChiakiさんが持つ技なのだ。また、きちんとお見せ出来ないのが残念だがミラノさんが担当した衣装がどれも素晴らしかった。コルセットとレースが可愛く美しく、長いスカートはその場で手際よく作られていた。セットに合せて臨機応変に対応していくその仕事ぶりに感動した。鬼のこさんの作品をより魅力あるものにしていったのだ。ひとつの作品には鬼のこさんを始め、沢山のスタッフの努力や力が秘められているのである。 […]

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猟奇可愛い不思議な世界! 【駕籠真太郎個展 日本の夏 奇想の夏】

猟奇可愛い不思議な世界! 【駕籠真太郎個展 日本の夏 奇想の夏】

この夏8/13~8/25の間、駕籠真太郎先生の個展【日本の夏 奇想の夏】が開催されました。恥ずかしながら、イラストを見たことは当然あったものの駕籠真太郎先生やその世界観をよく知らなかったワタクシ…(焦)友人の駕籠先生ファンに話を聞いてからはジワジワと気になり出していたので、この日は存分にその世界観を体感すべく個展が開かれている中野ブロードウェイ4階のリトルハイさんへ!        元々のファンはもちろん、作品のインパクト強さに『うわっ!凄い!』と言いながら足を止めギャラリーに引き寄せられるお客さんが多く見受けられました。外国からの観光客も珍しそうに覗き込むご様子。  それもそのはず、ご覧の通り頭から脳みそが飛び出していたりカラフルなボールのようなものや目玉が弾けていたり。一見グロテスクに見えるものの色彩や表現によってはポップで可愛いらしくも見えてくる、なんとも摩訶不思議な作品たちが並んでおります。 季節は夏ということで、夏をイメージされた作品が多く飾られていました。 夏祭りといえばりんご飴… わぁ、おいしそう。と思いきや… 頭から?!そ、そうそう、金魚すくいもいいよね!  なんと?! 頭から飛び出す金魚だったとは!水が弾け飛ぶような夏っぽい表現が涼しげです。他にも想像した事のない夏の風景が…。 実際に作品は購入も出来るので、私の目の前でも早速買われている方がいらっしゃいました。繊細で独特な作品は間違いなく話題になりますよね。 ギャラリー内では物販もされています。テーマごとの作品集やポストカード、缶バッチ…そして特に気になったのはガチャポンと駕籠先生ワールドの◯◯セット! なんともグロテスクです!こんなガチャポン見たことありません。怖くて回せませんでした(笑)ブルブル…。 ○○セットは様々なシチュエーションに対応したブラックユーモア満載の商品です。ちなみに私が見た時は【できちゃった婚セット】が1番人気売れ筋の様でした。…御用心下さい男性の皆さん(笑) 週末のこの日は駕籠先生が在廊し、あらかじめ予約をされた方の特殊似顔絵を描く企画も行われていました。お客さんの姿を観察しながら黙々とペンを動かす駕籠先生の貴重なお姿を拝見できます。 私もちゃっかりバッチリ!予約していたのでいくつかのパターンから頭部も顔面もパッカリ割れているバージョンをオーダー。 駕籠先生から少し右を向いていて下さいと指示され、その方向にはたまたまこんなおみくじが。  ヒェェ。 どんなくじなのか考えていましたが予想すらつきませんでした。そうこうしているうちに完成した特殊似顔絵がこちら! おぉ、、自分の中身を初めて見ました、、(笑)なんて。 一度描いてもらうと、他のバージョンも描いて貰いたくなってしまいますね。普通の似顔絵とは違う特殊で素敵な記念になります。他にもこんな記念撮影グッズが! 想像していた以上に楽しい、猟奇可愛い世界がそこにはありました。間違いなく普通の『個展』にはない面白さが詰まっています。 […]

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お耽美写真家憬-Kay-の世界展 Kay×赤根京 コラボシューティング@ギャラリー新宿座

お耽美写真家憬-Kay-の世界展 Kay×赤根京 コラボシューティング@ギャラリー新宿座

6月28日、フェチフェス広報のみみずくは、ギャラリー新宿座で開催中の「お耽美写真家憬-Kay-の世界展」を訪れた。お耽美写真家・憬さんがFFG(フェチフェスガール)の赤根京さんとコラボして行うライブシューティングを取材するためだ。

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デザインフェスタ vol.41~<その3>写真の世界~Spiritual Garden・ロリィタ弐拾八號セピア・十二の鍵

デザインフェスタ vol.41~<その3>写真の世界~Spiritual Garden・ロリィタ弐拾八號セピア・十二の鍵

デザインフェスタ会場内を歩いていると、私の感性を刺激してくる作品が視界に飛び込んでくる。 ――この作品、ステキだなぁ…… そう思ってブースに立ち寄り、「とてもステキな作品ですね。ところで、私はフェチフェス広報の……」と私が言うと、「フェチフェスなら出展したことありますよ!」とアーティストさんが応えることもしばしば。そうした嬉しい出会いの数々を紹介したい。

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Panna cotta (TH ART Series)発売記念 駕籠真太郎 原画展示販売会@中野タコシェ

Panna cotta (TH ART Series)発売記念 駕籠真太郎 原画展示販売会@中野タコシェ

駕籠真太郎先生は、「奇想漫画家」を自称し、エロ・グロテスク・猟奇・スカトロなど、成人向けの漫画を中心に執筆している。駕籠先生の作品は、可愛らしい女の子が排泄したり、切り刻まれたり、グチャグチャになったり……と特異な絵柄が印象的だ。ストーリーはブラックユーモアに富み、時に哲学的で、読者の常識に揺さぶりをかけてくる。賛否の分かれる作風ではあるが、日本国内のみならず、海外でも高く評価されている。

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