『デザインフェスタ57』行ってきた!

 プロ・アマチュアを問わずオリジナル作品であれば審査なく誰でも参加できるビッグなアートイベント『DESIGN FESTA(デザインフェスタ)57』に行ってきた!    およそ半年に1度、東京ビッグサイトの西・南の展示棟をすべて利用して、人々の「表現したい」を応援するデザフェス(=デザインフェスタの略語)では、本当にさまざまなクリエイターやその作品と出会うことができる。わたしはボランティアスタッフとしてお手伝いする傍ら、空き時間を利用してフェチなブースを探してきたよ~!(写真掲載許可済み)   チェリボーイクリエイター・ノーパンさん   「CHERRY CREATERであり、現役チェリーボーイでもあります」と断言するノーパンさんのブースでは、すべてが童貞の童貞による童貞のための何かで包まれていた……。土曜はチェリーアイドルこと小日向あなるちゃんとそのSP(私服警官)、日曜はチェリー高校生桜よしあき君と寄山ウンタマギルーくんが出迎えてくれたのだが、もはやそれがいったい誰なのかは説明されてもよく分からない。でも、なんだか異様に知りたくなるのでみずから彼らの情報にアクセスしてしまうのだった……!  ブースを囲むファンの数がようやく少なくなった頃、取材させてくださーい!となれなれしくしゃべりかけるわたしに仏頂面のSPは終始にらみを利かせていた。一方、衣装のポケットにTENGAを突っ込んでいる小日向あなるちゃんはひたすら「チェリーなコンドーム(個装売り)」と「チェリー男子しか出てこないブロマイドくじ」を上目遣いですすめてくれた。かわいい。営業上手である。 デザフェス2日目始まりました!今日はウンタマギルーくんもいます!西館A-236にいるので是非お越しください!#デザフェス57#デザフェス pic.twitter.com/StvL9Y7h4r — ノーパン (@Notpants2) May 21, 2023  そういえば、クリエイターのノーパンさんは原宿のデザインフェスタギャラリーで年1回開催される『下品で最低』通称『GEHISAI(ゲヒサイ)』にも足を運んでおりとても感動していたようすだったので、次はそこでもブースを構えるんじゃないか……?と期待している。わたしは今回、『CHERRY MAGAZINE』02号と03号をゲットした!信じられないくらいの濃度でチェリーボーイだけを特集しているので、ぜひ読んでみてほしい。   『幻想縄会』緊縛師・天馬ハルさん主宰  専門知識と技術をもったプロの縛り手が揃う『幻想縄会』ブースには、3種類のコースから選べる緊縛体験コーナーが出現していた。    東京ビッグサイトというだだっ広い展示場のなかで、さまざまな目的をもった来場者がひっきりなしに目の前を通るなか、縛り手さんと談話しながらもあれよあれよと身体を縛られていく……。それだけでも充分なレア体験で興奮するとおもうが、なんと、「上半身縛り」や「全身縛り」だけでなく身体が完全に浮く状態になる「吊り」までやっているというではないか。えー、どんなかんじになるんだろう……? 疑問になったが最後、わたしも注文せずにはいられなかった……! […]

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第17回『全日本クンニ選手権』を観戦してきた!

 第17回『全日本クンニ選手権』(開催場所:変なBAR『Neoアジト』)を観戦してきた!    この大会は、ずばりその名の通り女性器を舐めて性的な刺激を与えるオーラルセックスの一種「クンニリングス / cunnilingus)」に対する姿勢やスキルを、選手同士で競うものである。ただし、選手は全員「デンタルダム」という性感感染症予防のためのアイテムを用いて、口と性器が直接接触しない状態を保つのがルール。バトルはトーナメント方式で行われる。 ◎第14回目の記事はこちら 【第17回全日本クンニ選手権】 本日5/7(日)15時~❣️ Neoアジトにて開催❣️ クンニ日本一を決める‼️ クンニが上手くても クンニの神様も味方してくれないと勝てない! 魔物が住む大会‼️ エントリー選手14名‼️ 観戦チケットは完売しております‼️ 問☆クンニクマン@kunnikumann pic.twitter.com/FzS5S6a1cB — クンニクマン@唯一無二の舐め師 (@kunnikumann) May 7, 2023  アングラやアダルト系の定期開催イベントにはなるべく通うほうが「その界隈で起こっていることの流れ」がつかめて良いとおもうのだが、いわゆるクンニ界隈でも、わたしが初観戦してから1年半ほどのあいだにすこし動きがあった。    そもそもは唯一無二の舐め師ことクンニクマンさんが主宰する『クンニ道場』門下生のお披露目の場として在るのが『全日本クンニ選手権』で、出場選手のほとんどはそこで切磋琢磨して学んだ心技を専属モデルや観客にみてもらって評価と課題を得るのが常だったという。しかし、自分のクンニ技術がいかほどのものかを確かめてみたい外部からの参加者が回を追うごとに増えていった。 […]

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『フェチフェス22』裏方スタッフの物販ブース散歩

 『フェチフェス22』篠宮蓮華さんのレポートとみみずくさんのレポートはお読みいただけただろうか……!? イベント会場となっている綿商会館1~6階を皆がそれぞれの視点で巡回しているのだが、おもわず見ちゃうポイントにはやはりじぶんのフェチが出ちゃいますね~!    ……というわけで、わたしも独断と偏見でおすすめブースを紹介するぞッ。裏方作業でバタバタしていたので、なかなか全部じっくりは見れなかったけどすごく楽しめたよ~!   ▼ソフビ&玩具の専門店『One up』(Twitter @Oneuptoy)   『フェチフェス22』向けにエロかわいいフィギュアを選んだというソフビ&玩具『One up』は中野・秋葉原の実店舗に行ってみたい……。実は下記キャラクターたちには共通した物語があってだな、口頭で説明を受けたひとしか今のところどういう関係性があるのかわからないっぽい……!後日、blogに書くよ! https://t.co/yOnmT0yeTa pic.twitter.com/EWHvNgqwGv — くーりー|🐿️ (@CooleyGee_ff14) April 26, 2023  ソフビ&玩具の専門店『One up』(Twitter @Oneuptoy)にて、ストーリー仕立てのフィギュアを発見。店主によると(下記写真)、水色でひょろひょろしておりまだ足の生えていないのは赤ん坊の頃、白くて小さくて無邪気な表情のは幼少期、茶色で目も口もおおきく成長したのはその大人バージョン、透明の目が充血したやつは憑依してくるおばけのようなもの……で、後方に立てかけてある透明の抜け殻は大人バージョンが身体をのっとられてダメになってしまったあと、らしい……!ざっくりきいたので少し説明が曖昧かもしれない。中野ブロードウェイ3階と秋葉原の玉甚ビル2階に店舗があるので、詳しいことはそちらできいてみてほしい。今のところ説明書がないそうなのだ……。    ▼『鶴八の怪(くれいんえいと)』(Twitter @crane_toshi) フェチフェスで販売したフェチ缶バッジなどフェチグッズを通販で購入できるようオンラインショップを準備中!https://t.co/nK8CNhIHZ1 パスワード:fetigoods […]

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『関東金蹴りオフ会』に参加してきたよ!蹴りたい女性と蹴られたい男性の宴

 毎月開催されている金蹴り好きの金蹴り好きによる金蹴り好きのための『関東金蹴りオフ会』(電気按摩・金玉握りを含む)に参加してきたよ! 昨日は無事に金蹴り・電気あんまオフ会を行いました! 女性10名、男性11名、見学男性2名と、大盛況で開催することができました!! 参加された皆さんありがとうございました! 次回は5月27日(土)開催です。 参加希望の方はDMもしくは以下フォームよりご連絡下さい。https://t.co/FgRnwDrIpxpic.twitter.com/Dfb0YKSL5r — 関東金蹴りオフ会 (@kanto_kinkeri) April 23, 2023  『関東金蹴りオフ会』というイベントに集まるのは「男性の急所(股関)を蹴ってみたい女性」と「蹴られたい男性」。見学OKなので、どんな世界なのか興味がある……!願望はあるけどいきなりは無理かも……!という未経験者もケリケリウォッチは超ウェルカム。わたしのようにどんなものか予習してないよ~という100%の初心者から蹴ら歴/蹴り歴の長い玄人まで、運営側のフォロー体制は万全だ。     「見知らぬ男性のタマタマを蹴って遊ぶなんてアングラの極みだな、わたしも遠くへ来たもんだ……」と心臓をバクバクさせながら飛び込んだ金蹴り界隈だったが、主催者タマローさんは終始「金蹴りはポップですよ!」という姿勢を崩さない。そして、おっしゃっている通り本当に気楽でなるべく安全に不快なおもいをすることなく、まるで大人の運動会のような爽快感のあるエッチな気分でプレイができてしまった……。     今回の参加者は「女性10名、男性11名、見学男性2名」。蹴られたい男性を2班に分け、女性は順繰りにプレイをしまくるというエアロビクスな状態!     16~18時までのオフ会120分で、女性1人あたり約200蹴りを体験できるそうだ。どんな服装で行くべきか迷ったが、タマローさんの仕切りでテンポよくイベントが進行し、かなりハッスルするので暑くなって汗をかくだろう……、というのは伝えておきたい。    また、オフ会の後の二次会に男女が残れば、互いにお誘いをし合って合意の上でさらなる「金蹴り・電気按摩(あんま)・玉握りタイム」を楽しめる。残留組は特殊な性癖トークをおもいっきりできるので会話を楽しみたい人にも最適だ。 【 体験できるプレイ例 】 1、スタンダード金蹴り(男性が足をやや広げて起立し、女性は足の甲のあたりを金玉にあてる要領で蹴りあげる) […]

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CPEキャットファイト旗揚げ21周年記念興行

「CPEキャットファイト旗揚げ21周年記念興行」レポート! 小向美奈子&大和ヒロシ軍団vs三代目葵マリー&木原文人軍団の紅白戦

2023年2月24日(金)に東京・新木場1stリングで「CPEキャットファイト旗揚げ21周年記念興行」が開催された。美女たちの熱い戦いをレポートする。 開演前から熱気が充満した新木場1stリング Cat Panic Entertainment(CPE)のキャットファイトは、女性同士のケンカや取っ組み合いをエンターテイメントとして提供する。2001年にロフトプラスワンで初開催されて以来、2023年で21周年。熱狂的なファンに支えられてコロナ禍をも乗り越えた伝説的なイベントだ。 小雨がぱらつく24日の夕方、会場の新木場1stリング入り口では「TENGA MEN’S BOOST」が無料配布されていた。シトルリンとアルギニンがW配合された清涼飲料水には「速攻、男みなぎれ。」の文字が……。キャットファイトを観戦するための“元気”をありがたくいただいた。 18時30分頃から席がどんどん埋まっていく。19時の開演前から汗ばむほどの熱気が充満し、何度か頭がくらくらした。 とびっこでイキそうな美女たちの戦い 「女の戦いに異常な興奮を覚える皆さん、こんばんは!」の挨拶後、セミファイナルに出場予定だったLUU★の欠場という残念な発表があった。LUU★はリングに立ち、ふんどしの日(2月14日)に骨折したことを報告し、無念の表情を浮かべた。 オープニングマッチ「アダルト凶器公認!新春特別シングルマッチ」で、ゼンタイ(全身タイツ)を着用した中身とプロレスラーの佐野直がリングで睨み合うと、会場からは中身コールが沸き起こった。中身は鞭や縄などを使うだけでなく股間攻撃も繰り出すものの、佐野との力の差に敗退した。 続いて本戦の「新春2023年-軍団対抗戦」へ。小向美奈子&大和ヒロシ率いる紅組と、三代目葵マリー&木原文人率いる白組が激突……するはずが、男が乱入し、男3人の醜い争いが始まった。敗者には小向と葵マリーによるお仕置きが行われた。 第1試合「とびっこ(遠隔操作玩具)イカせっこバトル」では、リモコンで遠隔操作できる玩具「とびっこ」を股間に挿入したきゃんでぃぺろみ(紅)とみでぃ(白)が対戦した。それぞれのリモコンを操作するのは敵チームのおじさん(大和ヒロシと木原文人)。試合の最中に股間をプルプル刺激される羞恥バトルを制したのはきゃんでぃぺろみだった。 第2試合「とびっこ女相撲」では、とびっこを装着した山村茜(紅)と紫龍みお(白)がアイアンマンルールでぶつかった。顔を真っ赤にして「嫌だ!イキたくない!」と抗った紫龍が勝利したが、インタビューの最中もとびっこが止まらない。そこへ男が再び乱入するハプニングも。 第3試合「とびっこ追い剥ぎマッチ」は、タイガー愛子(紅)と伊織涼子(白)が互いの着衣を奪い合った。もちろん、2人ともとびっこ装着。勝者の伊織はインタビューで「イカないんだけどグチャグチャ」と恥ずかしそうに語った。 観客が沸いたパフォーマンス対決 第4試合は「パフォーマンス対決」。紅組は、愛海が可愛らしい歌声を響かせ、「見てくれて本当にありがとうございます」と感謝を伝えた。続いて小泉千秋が「満員ということで楽しみにしてきました」と述べ、手拍子声出しの中でアニソンを熱唱した。 迎え撃つ白組は、「燃えよギター!燃えよ鍵盤!」の間々田優と中村ピアノ。2022年の全国ツアーで成長して自信をつけた2人が、新曲「マジ基地☆ロックンロール」「燃えよギター!燃えよ鍵盤!」で観客を沸かせた。間々田は「音楽も心に届くように、応援よろしくお願いします」と呼びかけ、中村は「本当に幸せでした」とほほ笑んだ。 旗振りと拍手の結果は白組の勝利だった。休憩時間に入ると、2023年2月発売のCD『燃えよギター!燃えよ鍵盤!』を求める観客が物販に殺到した。 セミファイナル、メインイベント、そして、じゃんけん? セミファイナル「敗者罰ゲーム!ビーチフラッグ式!240秒回転チョコバット溶解マッチ」は、おじさん(大和ヒロシと木原文人)が持っているチョコレート付きのバナナを味方のキャットファイターが舐めていくという、一風変わった試合だ。おじさんはチョコバナナを股間付近で持っているので、遠目にはそういうことをしているように見える。 キャットファイターは、1st.鳳華(紅)vsびりりあんみりんだ(白)、2nd.つむごき(紅)vsみでぃ(LUU★の代理)(白)、3rd.範田紗々(紅)vs福山理子(白)。おじさんと女の子はMCの指示に従ってリングを動き回りながら、観客にしっかり見せなければならないため、協調性が試される。女の子の口がチョコで汚れていく様子は「おじさんに汚されている」ようだ。 特に印象的だった3rd.では、性欲有り余るおじさん(大和)のチョコバナナをプロ(範田)が積極的に舐める紅組に、観客の目は釘付け。一方、白組は、疲れ切ったおじさん(木原)は元気がなく……。まるで介護の現場を見ているようだった。 1st.と2nd.を制した紅組が勝利し、敗退した白組には連帯責任のお仕置きが待っていた。白組キャプテンの葵マリーもお仕置きに加わり、木原と3人のキャットファイターは徹底的に辱められた。 […]

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「ガチンコバンドクラブ初ワンマン公演」レポート! 個性豊かな17人が“化学反応”を起こした熱い夜

「ガチンコバンドクラブ初ワンマン公演」レポート! 個性豊かな17人が“化学反応”を起こした熱い夜

2023年2月26日(日)に東京・新宿LOFTで「ガチンコバンドクラブ初ワンマン公演」が開催された。会場を観客で埋め尽くしたライブの様子をレポートする。 「ガチンコバンドクラブ」とは? ガチンコバンドクラブは、2,000本以上のイベントやアーティスト作品のプロデュースしてきたTHOGOが立ち上げたバンドプロデュースプロジェクトだ。 50名の応募者から書類選考を経て残った31名は、THOGOが課すさまざまな試練を乗り越えていく。コロナ禍にもかかわらず公開LIVEを常に満員にし、半年で作ったオムニバスアルバム「バンド秘宝館」でオリコン16位を達成した。 最終メンバー17名はバンドを結成。初ワンマン公演開催と1stシングル制作に向けて、音楽クラウドファンディング「muevo(ミュエボ)」でサポーターを募集し、達成度291%を実現した。 バンド活動は順風満帆だったように見えるが、紆余曲折もあった。MCを務めるお笑いタレントのなべやかんは「『混ぜるな危険』な人たちが集まって、THOGOさんがまとめて、化学反応を起こしたんです」と語る。しかし、「どこに出しても恥ずかしい」メンバーたちがついに1つのバンドとなり、新宿LOFTのステージに立ったのだった。 17人バンドと観客が一体となって盛り上がる なべやかんの前説で沸く会場。声出しOKということで、なべやかんが「盛り上がれるか? 叫べ!」と呼びかけると、「オーッ!」という声が響き渡った。開演が待ちきれない観客の熱気が高まっていく。 18時になると同時に「17人の軌跡」を紹介する映像が流れた後、ステージには17人バンドのメンバー全員が登場。風間寛治が「ダイナマイトに火をつけろ!」と叫ぶと、バンドと観客があっという間に一体となった。「元気の診察」の「この広い広い世界を真っ白にするよ」という歌詞に合わせて、何本ものペンライトが揺れた。 メンバー紹介後、音戯創師の読経が始まり、「戦え!! 内臓脂肪」へ。「30過ぎたらお腹がぽっこり」と歌う風間の声、コーラスと楽器の音、観客の声が空気を振るわせた。続いて「@modoridekinai」を17人で演奏し、「起立」「礼」「着席」でいったんクールダウンした後、福山理子を中心とする「イケてる方の9人」が曲を披露した。 観客が増え続け、会場の空気がさらに熱を帯びる中、女性メンバー4人のコーナーがスタート。まりりんの「まりりんビーム」に「かわいい~」の声が上がったり、「夢見る世界」の振り付けを全員で練習したり……。ガチンコバンドクラブが誇る美女たちに誰もが魅了されるひとときだった。 MC、スポンサー紹介の後は、17人がいくつかのチームに分かれ、10分1本勝負のミニコーナーへ。ガッチャン・アキバウリのR-1グランプリ1回戦敗退ネタ、織田ドリル・ぎんちゃん・THOGOのビートルズ、syo-ji・kouzy「犬と猫 おやつの時間です」のスキャット、辻村はるな・福山理子・樹かずの「ツッパリHigh School Rock’n Roll」、風間寛治・SG・つむごきの「職人の隠し芸」コント、suzuki・〆鯖・音戯創師のラップとそれぞれが個性的なパフォーマンスを披露した。 「ヤバい方の9人」が会場を盛り上げた勢いのまま、ライブはラストに突入。「大人の影絵」を終えてステージから全員いなくなっても、アンコールの声が途切れない。再びステージに現れた17人が演奏したのは「肉肉肉肉肉~食の暴力」「汚れなきR&R」。福山は「あたしはこのメンバーがもっともっと大好きになって、誇りに思うようになりました」と胸の内を吐露し、風間は「みんな一緒に歌ってほしい」と呼びかけ、バンドも観客も最後の最後まで楽しんだのだった。 大盛況のうちに幕を閉じた初ワンマン公演 17人バンドは、心に闇を抱えている曲者揃い。メンバーが練習をドタキャンするなどのトラブルが頻発するものの、結成11か月で初ワンマン公演を実現できるほどに成長した。各メンバーは互いにぶつかり合う中で、心が広くなっていったという。 バンドを応援し続けてきたファンの存在も大きい。会場の新宿LOFTは、「後ろが詰まっているから、半歩前に来てください」と呼びかけなければならないほど超満員だった。仕事を休んで参加した人や名古屋や大阪から遠征してきた人もいた。岐阜県から来た幼い子供の姿もあった。 ガチンコバンドクラブは、その名の通り、TBS系列で放送されたバラエティ番組『ガチンコ!』を参考にして作られたエンターテイメントだ。プロデューサーのTHOGOは「ちょっとやり方変えるだけで、『5年かかることを1年でできる!』ということを、ついてきてくれたメンバーに身をもってわからせてあげたかったんです」と語る。THOGOの熱い思いが各メンバーの個性をエンタメに昇華させ、ファンの心にも火をつけた。 初ワンマン公演は大盛況のうちに幕を閉じた。しかし、ガチンコバンドクラブの活動はまだ始まったばかりだ。今後のさらなる飛躍に期待したい。   […]

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『Luna(ルナ)』SMマッチングサイトの将来展望を聞いてきた!

 フェチやSM界隈で話題のマッチングサイト『Luna』運営ひのさんが、何やら話したいことがあるという……。少し前に『SM Fes! #4』でお会いして面識があったので、取材をさせてもらったぞ!将来的な展望がいろいろとあるようなので、ぜひ最後まで読んでほしい。 目標は「SMの潜在ユーザーをリアルにつなげる場づくり」をすること ひの「SMに興味がある人やプレイをしてみたい人が10いるとしたら、リアルの場にそれを落とし込めるのはそのうち1割ほどしかいないのが現状だと思うんです。残りの9割は、さまざまな理由でオンライン上の活動にとどまってしまう。『Luna』の目標は、その9割にいるSMの潜在ユーザーをできるだけリアルにつなげていけるような、人が進出しやすい場づくりをしていくことなんです」      『Luna(ルナ)』(https://luna-matching.com/)とは、SMに特化した日本唯一のマッチングサイトである。18歳以上(高校生不可)のSMが好きな人で、Twitterのアカウントがあれば誰でも会員登録ができるしくみだ。個人の身バレ防止を目的にSMやフェチなどLunaを利用するための専用アカウントを作成する人もいれば、もともとあったアダルトやアングラ界隈向けのアカウントを流用する人、SM道具のクリエイターまたはSM関連のアーティストとしてのアカウントで参加する人など、Lunaにおける自己表現の方法は人それぞれである。    いずれにしても、ユーザーは身体的/肉体的性別を問わずSMに関わる性癖をもってお互いの任意でつながることができる。マッチングが成立したあとは、性的な趣味嗜好の合うお友だちや恋愛相手、一時的なプレイの関係、主従関係、緊縛・ディシスパ(※1)・ぐりぐら(※2)のパートナー探し、SM婚を視野に入れた深い関係性のパートナー探しまでを幅広くできるよう工夫されている。利用者はすでに2万人を超え、Luna主催のオンラインイベントやリアルイベントも開催されている。    利用時に注意したいのは、金銭を介した肉体関係(パパ活・ママ活・売春・買春・貢ぎ・風俗店などの客引き)の相手探しをLunaでは一切許可していないこと。あくまでも「人」と「人」とが性癖でマッチするツールであり、きっかけ作りの場であるのを覚えていてほしい。   ※1「ディシスパ」躾(しつけ)やお仕置きの一環でスパンキング(お尻を叩く行為)をすること、その関係性。※2「ぐりぐら」くすぐり・くすぐられという性癖の略称。    近い将来、『Luna』はコミュニティサイト化する ひの「今はマッチングサイトとして出会いの場を提供する機能をメインとしていますが、ゆくゆくは(早くて2023年2~3月には)コミュニティサイトにしていこうと企画中です。 Lunaは人々にとって<SMのプラットフォーム>になることを目指します」        SM知識のないプレイ未経験者から、自身の性癖に沿って具体的な知識を学びはじめた初心者、リアルの遊び場をいろいろと知っているSM界隈の常連さん、プロとして活動するSMプレイヤーまでが安心してSMの情報にアクセスできる場所をLunaのコミュニティが担っていく――。そんな未来像を描いているそうだ。そのためには、個々のユーザーの意見やアイデアを大切にしていきたいと言う。   ひの「Twitterの機能って優秀で、アンケートという形でユーザーインタビューがサッとできるんです。たとえば、メタバースのオンラインイベントはいつ頃がいいか?という質問を流しておくと100件くらいはすぐに回答がくる。Lunaのコミュニティは、みんなで一緒に作っていくことで真価を発揮すると考えているので、こういったユーザーさんの意見が本当に大事。なので、Lunaの中にも“運営に物申す!”みたいなコミュニティがあってもいいなと(笑)。オンラインイベントでそんな機会を設けたり、リアルで直接お話を伺える場があるのもすばらしい。運営とユーザーの距離を遠くはしたくないんですよね」   […]

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第1回『くすぐりイベント』東京編に参加してきた!(くすぐりHow-Toサイト主催)

 フェチ界隈の情報をSNSで眺めていたら「ぐりぐら」という言葉を見かけるようになった。すぐにおもい浮かんだのは福音館書店の絵本『ぐりとぐら』シリーズだが、どうも赤や青の服を着た野ねずみの話ではないようす。みんな、何を言っているのだろう……?と調べるうちに、それが「くすぐり・くすぐられ」という性癖を省略しているフェチ用語なのが分かってきた。圧迫や拘束や緊縛のほうにばかり目がいっていたわたしにとっては、衝撃のフレーズである。    めちゃくちゃ気になる……。    でも、自分に「ぐりぐら」の性癖があるかどうかも不明な状態で、くすぐり・くすぐられプレイをひたすら試しあえる相手をひとりで探すのは至難の業だ。だいたい、どこでどんな人に何て説明すれば成り立つんだ?百歩譲ってプレイ相手が見つかったとして、自分の性癖がさほど強くなかったり案外なんとも思わなかったりして相手をがっかりさせたらどうしよう……?などと考えていたら、東京で第1回『くすぐりイベント』が開催されるという。主催は『くすぐりHow-Toサイト』(tickle-how-to.com)運営のtigerさん。↓ Twitterをフォローしておくと次のイベント情報を含め「ぐりぐら」界隈のことが見えてくるので初心者さんにもおすすめ。 くすぐりイベントの道具が着々と揃ってきました!@ticklingduck さんの #くすぐり電磁棒 も届きました。 まだイベント参加者募集中ですので、どうぞご応募ください! pic.twitter.com/JL8mnVeqTE — tiger♂️|くすぐりHow-Toサイト (@ticklenovel) October 20, 2022  なお、『くすぐりイベント』については『フェチプラス』というフェチ系情報網羅をもくろむ媒体の中の人がTwitterで教えてくれた。第1回目のイベント詳細レポをアップしているので、そちらもあわせてチェックしてみてほしい。 ◎「【ぐりぐら】小規模でほっこり★くすぐりHow-Toサイトさん主催のイベントに参加してきたよ」 【ぐりぐら】小規模でほっこり★くすぐりHow-Toサイトさん主催のイベントに参加してきたよ 主催:@ticklenovel さん https://t.co/GgafeLbnOO — […]

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緊縛ショー・喜多征一『逝かせ縄LIVE』を見てきたぞ!

 2022年11月20日(日)、東京と名古屋に道場をかまえる緊縛師・喜多征一さんによる『逝かせ縄LIVE』を見てきた。  わたし自身、喜多道場で受け手をはじめて約1年になる。そちらでは生徒さんの練習相手として縄を受けたり、先生のお手本を見せるため縛りの流れを一部実演することはあるが、あくまでも「縛り方」や「心構え」のレッスンであって、プレイと呼べるものではない。    しかし、マイペースに道場通いをして身も心も着々と縄に慣れてきたし、『逝かせ縄LIVE』を鑑賞しては「いいな……」と感嘆していたので、先日おもいきって喜多征一先生の『完全個室プライベート縛り(緊縛セラピー)』を受けてきた。これによってあらわれる効果は十人十色だとおもうので、何がどう良いかを説明するのは、正直とても難しい。    わたしの場合は、縄で縛られれている120分、ほぼ号泣していた。信じられないかもしれないが、縄がはじめに左腕から右腕を通りきったあとにもはもう感情が揺さぶられ、浮き彫りになっていた。まわりには誰もいないのに、なぜここにきてまで「内側にある何か」を隠そうとするのだろう……?もう、いいんじゃないか……?とおもったときには、涙がぶわっとあふれでるのを止められなくなっていた。体感ではきもちよくて、心情としては「何も我慢しなくていい」とふだん抱えているしんどさや切なさ、後ろめたさのようなものが解放されるようなかんじだった。具体的なエピソードをおもいだしていたわけではないが、じぶんでは気づかないところできっと無理をしていたのだろう。そういう反応がでるという予想があったわけでもなかった。とにかく、終わったあとにはめちゃくちゃスッキリしていた。    今回の『逝かせ縄LIVE』は、そういった実体験もありながらの鑑賞となった。 11/20逝かせ縄LIVE@KOHARU_NAGOYA 撮影 @nipperken1122 ありがとうございました! pic.twitter.com/Q8Krt4w3hE — 喜多征一 (@seiichi_kita) November 20, 2022  縄の受け手(緊縛モデル)は4名。初出演の新人1名(なおさん)と、ショー歴2回のかた2名(鳳さん、蓮花さん)、名古屋道場の人気モデルこはるさんである。四ツ谷のライブ会場は「畳」のすぐそばに客席(アリーナ席)があり、扇状に座席が設けられている。こちら、ショーならば真正面から見たいきもちになりそうだが、喜多道場の生徒さんによっては真横や斜めからの視界をほしがるかたもいる。なんと、後ろから見たいというひとも……(真後ろ座席はステージの都合上やや困難)。理由を伺うと、なるべく「縛り手」である喜多征一先生の視点を得たいというおもいがあるからだそうだ。なるほどなあ……。   以下、過去記事より抜粋 「逝かせ縄」とは、その名が指すように縄で相手を縛ってイかせてしまう。逝くまでの過程や、逝っているであろう瞬間、逝ったあとの反応はさまざま。しかも、心身のコンディションによって変化する。この舞台は、まさに「生もの」だ。縄で安全に拘束する方法を学ぶことは第一に必要な心得だが、「逝かせ縄」では受け手がきもちよくなる縄の圧しあてかたや導線、受け手に不快感を与えないやり方、正しい身体の使い方や力の入れ具合、観ているほうにも格好よく映る姿勢の取り方などを学ぶことができる。 手首を縛られるこの瞬間、好き。 2022.11.20喜多征一逝かせ縄LIVE四ツ谷@seiichi_kita photo […]

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『SM Fes! #4』例のプール貸切イベント、行ってきた!

 『SM Fes! #4』とは、新宿御苑にある『例のプール』をメイン会場にしながら、歌舞伎町にあるお座敷BAR『Tied-up』(Twitter:bar_tied_up)と緊縛サロン『縛楽(しばらく)』(Twitter:shibarakuinfo)も格安金額で利用できるSM体験型イベントだ。企画・運営は「なかの」さん。 【SMFes開催中!】 20時まで例のプールをメイン会場に、Tied-up&縛楽でも開催中! 当日券販売もやってます!エロが好きな人、SMに興味がある方はとりあえず新宿御苑に集合!@bar_tied_up @shibarakuinfo @fenrir0625 @tukinokizuato @NakinawaTail @egosado @samidare_sm @luna_SMmatching pic.twitter.com/Fb0SR3s5xo — SM Fes! #4【本日開催!】 (@fest_sm) October 29, 2022  「明日、例のプール(新宿御苑)にてお待ちしております」という事前連絡のDMを見て、なんともいえない心の躍動をかんじながら向かった会場は、初見ゆえにどこから入るのが正解か分からない雰囲気だった。しかし、玄関に『SM Fes! #4』公式Tシャツを着たスタッフさんが張り付いており「アッ……ここだ……」と判明。案内を受けて指定の9階までいくと、……おもったよりもフロアが広いっ……!天井、高いっ…!え、え、ここを貸し切っちゃったの!?と、改めて驚いた。 […]

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